都市模型
都市を立体的に表現する都市模型は、都市の構成、位置関係や地形、建物のスケールなど都市全体を理解することに役立ち、専門家ではなくとも都市のイメージを容易に描くことが可能です。また、複数人数が同時に様々な視点から都市を眺めることができます。
当社の都市模型は、地形の起伏、建造物や都市インフラの外観など、模型上にリアリティのある都市空間を再現。目的・用途に応じて2種類の模型を作成しています。
テクスチャー模型
当社独自の手法により制作している再現性の高い都市模型です。これまで過去15年間で総面積約500m²のテクスチャー模型を制作しており、東京以外にも、大阪、名古屋、福岡など、様々な都市の模型を制作しています。
特徴
- 独自に構築したテクスチャーデータを用いて一つひとつの建物、道路などを再現
- 精密で迫力がある
- 展示に適している
東京都市模型
都市・景観を俯瞰して捉えることを目的に、2001年より東京都心部を1/1000の縮尺で精密に再現した都市模型を製作しています。この模型の総制作面積は258m²、東京都23区のうち13区をカバーしており、年に2回の頻度で更新作業を行っています。絶えず変わり続ける東京の姿を映すこの模型は、具体的な計画の検討や関係者への理解促進に活用されるなど、実際の都市づくり、景観づくりにも寄与しています。
本模型はロッテルダム、バルセロナ、ミラノ、サンパウロなどの世界各都市でも展示されているほか、たびたびテレビや新聞などの媒体にも取り上げられています。
画像をドラッグすると、360度自由にご覧いただけます(撮影:2015年)
- 東京都市模型
- サイズ:東西17.0m×南北24.65m(実寸:東西17.0km×南北24.65km)
- 制作面積:258m²
- 更新作業:年2回
- エリア:渋谷区、新宿区、豊島区、台東区、墨田区、品川区、港区、千代田区、中央区、江東区、目黒区、大田区、文京区、江戸川区、海の森周辺
- 制作期間:14ヶ月
- 制作手法:「独自の制作技術」をご覧ください
- 公開:一般非公開
3Dプリンタ模型
最先端の3Dプリンティング技術により制作する単色模型です。プロジェクターで様々な情報を直接投影し、立体スクリーンのように使用することが可能です。
特徴
- 映像やデータを直接投影し、立体スクリーンのような活用が可能
- 都市とデータを結び付けた表現が可能
- ワークショップなどでの活用が可能
- 軽量で丈夫、持ち運びがしやすい
- 短期間、低予算での制作が可能
- 複数制作が可能
模型縮尺について
訴求するテーマに応じた縮尺により、模型を制作します。
縮尺 | 表現対象 | テーマ |
---|---|---|
1/2,000 | 都市 | インフラや地形などを含めた都市構造 |
1/1,000 | プロジェクトエリア | プロジェクトと都市、プロジェクトとエリアの関係性 |
1/500 | 地区、個別プロジェクト | 地区計画、個別プロジェクトの構造・計画・特徴 |
1/100~200 | 建築 | 建築計画の詳細 |
1/50 | 住宅などの小規模建築 | 住宅の区画、内装、意匠計画など |