JAKARTA MORI TOWER

ジャカルタ最高水準のスペックを備えた大規模オフィスタワー
ジャカルタ最高水準のスペックを誇る「JAKARTA MORI TOWER」は、高層ビルが集積するジャカルタ最大のビジネス街の中心部、目抜き通り・スディルマン通り沿いのスマンギ交差点近くに位置する、ジャカルタ最高水準のスペックを備えた大規模オフィスタワーです。
ジャカルタを代表する新たなランドマークとなることを目指して、意匠デザインには、六本木ヒルズ森タワーや上海環球金融中心を手掛けたニューヨークの設計事務所、コーン・ペダーセン・フォックス・アソシエイツ(KPF)が担当しました。
※資料請求、内覧などのお問い合わせは「PT. Mori Ist Development」までお願いします。
コンセプト・開発経緯
「JAKARTA MORI TOWER」は、高層ビルが集積するジャカルタ最大のビジネス街の中心部、目抜き通り・スディルマン通り沿いのスマンギ交差点近くに位置する、ジャカルタ最高水準のスペックを備えた大規模オフィスタワーです。
地上58階建て、高さ266m、延床面積は184,230m²。オフィスの総貸室面積は約88,700m²で、基準階貸室面積はジャカルタ最大規模のオフィスプレートとなる約2,300m²を確保しました。天井高3.0m、コアから窓面までの距離18.5mの広大で開放的な無柱空間は、グローバル企業の多様なニーズや、新たな働き方のスタイルに応じて自由なレイアウトが可能です。また、ワーカーや施工者など、ビルの建設から管理・運営に至る関係者への健康配慮などが認められ、インドネシア初となる、「WELL Core」の最高ランクを取得しました。


インドネシア初となる「WELL Core」最高ランクプラチナを取得
「JAKARTA MORI TOWER」で取り組んでいる、ワーカーが安心して健康に働ける環境整備が認められ、人々の健康やウェルネスに建物が及ぼす影響に着目した「WELL(WELL Building Standard)」のオフィスおよび商業区画の共用部を対象とした「WELL Core」において、インドネシア初となる本認証および最高ランクのプラチナを取得(2024年)しました。空気環境の改善を目的とした高性能空調フィルター実装などが高く評価されました。
また、シンガポールの建築建設局(BCA)が認定する「Green Mark」の予備認証も2019年8月に取得済みで、竣工後には最高ランクのプラチナム認証を取得予定です。本認証は東南アジア特有の熱帯・亜熱帯気候に適したグリーンビルディングの認証プログラムで、エネルギー消費性能に関する評価項目の割合が高い事が特徴です。「JAKARTA MORI TOWER」では断熱・遮熱性の高い外装材や省エネ性能の高い設備等を採用しており、ビル全体のエネルギー効率の向上を図っている点が高く評価されました。
- 「WELL」について
米国グリーンビルディング協会が運営する、建物環境の人の健康やウェルネスに及ぼす影響に注目した世界初の建物基準。主に室内環境や、健康に繋がる施設・サービスを評価します。 - 「Green Mark」について
シンガポールの建築建設局(BCA)が認定する、建築物の環境配慮に関する評価制度。主にエネルギー消費性能に関する項目を評価します。
施設概要
多様な働き方に柔軟に対応できるプレミアムグレードの広大なオフィス空間
14階から54階を占めるオフィスの総貸室面積は約88,700m²で、約2,300m²の基準階貸室面積は、ジャカルタ最大規模となります。目抜き通り・スディルマン通りを一望できる、横幅83m、奥行18.5m、天井高3.0mの広大な無柱空間は圧倒的な開放感を提供。サイドコア方式を採用した整形で広大なオープンスペースは、ワーカー同士の自然なコミュニケーションを誘発します。また、床荷重はジャカルタ最高スペック(最大800kg/m²、標準500kg/m)に設定されており、自由なレイアウトと内装造作を可能にするとともに、グローバル企業の多様な働き方に柔軟に対応します。
空調は、1フロアを30~33ゾーンに分割した可変風量(VAV)システムを採用することで、きめ細やかな温度調整を可能にし、空調消費電力の低減にも貢献します。
セキュリティゲートには顔認証機能を実装し、エレベーターには待ち時間の少ないスムーズな移動が可能となるDCS(Destination Control System:行先階予約)群管理システムを採用。セキュリティゲートからオフィス専有部入口までのすべての動線の非接触化も実現しました。





地上の喧騒から離れた、開放的なレストランフロアとアウトドアテラス
「JAKARTA MORI TOWER」が位置するスディルマン通りは、ジャカルタ最大のビジネス中心地であるとともに、人々が集う賑わいの中心地でもあります。週末にはカーフリーデー(歩行者天国)が開催され、サイクリングやジョギングを楽しむ市民で賑わいます。
13~14階に誕生するレストランフロアでは、オフィスワーカーやスディルマン通りを訪れる人々に美味しい食事と快適な時間をご提供します。また、13階には豊かな緑と水景で彩られたアウトドアテラスが設けられ、地上の喧騒から離れた開放的なリフレッシュ空間を創出します。


地震や水災害に対応した高い事業継続性(BCP)
地震や水災害時の事業継続性(BCP)を担保すべく、耐震性能・非常電源等の充実や、災害時の管理体制の強化など、ハード・ソフト両面で様々な対策を講じています。
震災対策としては、ジャカルタでは希少な鉄筋コンクリート造のコアウォールと鉄骨鉄筋コンクリート外周柱による耐震構造を採用しています。ビル内には非常用発電機を備え、万が一外部からの電力供給が途絶えた場合でも、72時間にわたってビル全体への電力供給が可能です。
水災害対策としては、オフィスロビーを敷地から1.3m嵩上げするとともに、防潮堤を設置することでビル内への雨水流入を防止。さらに、電気室、発電機室、熱源機械室を地下階ではなく地上階に設けることで、ビル設備への被害低減を図ります。
建築家・デザイナー
ジャカルタの新たなランドマークとなるシンボリックで曲線的なデザイン

建築デザインは、ニューヨークの設計事務所のコーン・ペダーセン・フォックス・アソシエイツ(KPF)が手掛けました。ジャカルタを代表する新たなランドマークになることを目指し、外観はシンボリックでありながら、街になじむ曲線的なデザインになっています。
外観デザイン以外にも、彫刻的な大空間としてデザインされたエントランスホールや、基準階共用部の素材や色に至るまで、細部のクオリティまでこだわり抜いたことも特徴です。
また、夜間の照明にもこだわっており、様々なライティング手法を採用してビル外観に多様な表情を持たせることで、ジャカルタの夜景をより一層華やかに彩ります。
データシート
事業名称 | ジャカルタ・オフィスタワープロジェクト |
所在地 | インドネシア・ジャカルタ市 |
敷地面積 | 8,088m² |
延床面積 | 184,230m² |
用途 | 事務所、店舗、駐車場 |
階数 | 地上58階・地下4階 |
高さ | 266m |
着工 | 2017年7月 |
竣工 | 2022年10月 |
構造 | SRC造、S造、RCコアウォール造(タワー部)、RC造(ポディウム部) |
設計 | 清水建設(株) |
施工 | 清水建設(株)、Bangun Ciptaジョイントオペレーション |
施行 | 森ビル(株) |
意匠デザイン | コーン・ペダーセン・フォックス・アソシエイツ(KPF) |
