トップメッセージ
Message from the President & CEO
都市をつくり、都市を育む仕事を通じて、持続可能な社会を実現する

都市はあらゆる人間活動の舞台です。世界人口の過半が都市圏に居住しており、その比率は年々高まっています。持続可能な社会の実現には、エネルギーの大消費地である都市が重要な鍵を握っていると言っても過言ではありません。都市づくりを担う者には、人々や社会、地球の未来に対する責任があります。
森ビルは「ESG」や「SDGs」といった言葉が生まれる前から、「ヴァーティカル・ガーデンシティ(立体緑園都市)」という構想を掲げ、都市再開発事業という手法で都心の市街地を大きな街区にまとめ、多彩な都市機能を超高層タワーに集約し、地上や屋上に広い緑地を生み出してきました。アークヒルズから麻布台ヒルズにいたる、数々の「ヒルズ」が都心に生み出した緑地面積は約12haに及びます。同時に、必要な都市インフラも整備することによって安全かつ便利で、災害にも強い街に再生してきました。「ヒルズ」の街そのものが、サステナビリティに対する私たちの信念と挑戦の証です。
今、ヒルズが連なるエリアは人々に心地よく、安全で安心な環境を提供するだけでなく、昆虫や野鳥などの生態系ネットワークをつくり出し、里山に近い豊かな土壌が育まれていることが明らかになっています。また、街全体でのエネルギー効率の向上、脱炭素化や再生可能エネルギーへの切り替え、再生エネルギー施設の開発・運用など、様々な取り組みも積極的に進めています。こうした森ビルの都市づくりは各方面から高い評価を受け、これまでも国内外の数多くの環境に関わる認証や賞を取得してきました。
都市は何百年も続きます。私たちは、街が開業した後もタウンマネジメントという独自の組織と手法で責任を持って育み続け、コミュニティ活動やイベントなどを通じて、人、企業、そして地域社会をつないできました。森ビルの都市づくりは、非常に多くの関係者との共感や信頼、協働によって成り立っています。都市をつくり、都市を育む、その過程において関わるすべてのステークホルダーの人権を尊重し、パートナーシップを育みながら、サプライチェーン全体で持続可能な都市の実現を目指します。そして、その最大の原動力である社員ひとりひとりが、心身ともに健康で都市づくりに打ち込めるよう、「健康経営」を重要な経営戦略として位置づけ、森ビルらしい都市づくりをさらに進化させていきます。
森ビルグループは、都市をつくり、都市を育む仕事を通じて、人、社会、地球に対する責任を果たし、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
代表取締役社長
向後 康弘


