森ビル株式会社

コンセプト

「虎ノ門ヒルズ」が目指す「国際新都心・グローバルビジネスセンター」。それは多様なビジネスが集積し、グローバルプレイヤーが集まり、そこから新しいアイデアや価値が発信される国際新都心です。
虎ノ門の街は東京の中心に位置し、霞ヶ関にも近く、大使館や文化施設も集中しています。森ビルにとって虎ノ門は創業の地でもあり、このエリアのポテンシャルを誰より知っていました。だからこそ森ビルは「グローバルビジネスセンター・虎ノ門ヒルズ」という未来を構想し、その実現に必要な機能を整備しました。

開発経緯

異次元のスピードで「国際新都心・グローバルビジネスセンター」へと拡大・進化

「虎ノ門ヒルズ」における都市づくりは、2014年竣工の「虎ノ門ヒルズ 森タワー」が起爆剤となり、「国際新都心・グローバルビジネスセンター」の形成に向けて大きく動き出しました。以降、「虎ノ門ヒルズ」の各プロジェクトがそれぞれ国家戦略特区事業に指定されたことも後押しし、約9年という、都市再開発事業としては異例のスピードで拡大・進化を続けてきました。
2020年には、大企業の新規事業創出を目指すインキュベーションセンター「ARCH」や、東京中の名店26店が集結する「虎ノ門横丁」を擁する「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」が完成。オフィスには国内外から多くの有力企業が集まり、「ARCH」には日本の産業を代表する大企業118社が集積しています。
2022年には、都市の豊かさを享受できるグローバル水準のレジデンス「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」が完成。長年にわたって高級住宅市場をリードしてきた当社のノウハウを最大限に活用し、これまで東京・日本にはなかった最高グレードのレジデンスを547戸という規模で供給しました。
そして、2023年7月には、日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅と一体的に開発する「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が竣工。「ステーションタワー」の誕生によって、「虎ノ門ヒルズ」は国際水準の多様な都市機能を徒歩圏内に備え、東京・日本にグローバルプレーヤーを惹きつける「国際新都心・グローバルビジネスセンター」として、さらなる進化を遂げることになります。

「虎ノ門ヒルズ」開発経緯
「虎ノ門ヒルズ」開発経緯
小規模ビルが密集したまま老朽化(写真:2008)
小規模ビルが密集したまま老朽化(写真:2008)
2014年:起爆剤となる虎ノ門ヒルズ 森タワーが開業(写真 2015)
2014年:起爆剤となる虎ノ門ヒルズ 森タワーが開業(写真 2015)
周辺に波及し、都市再生が加速(写真2018)
周辺に波及し、都市再生が加速(写真 2018)
2020年:虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーが開業(写真 2020)
2020年:虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーが開業(写真 2020)
2022年:虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワーが開業(写真 2022)
2022年:虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワーが開業(写真 2022)
2023年:虎ノ門ヒルズ ステーションタワーが開業
2023年:虎ノ門ヒルズ ステーションタワーが開業

「虎ノ門ヒルズ」が起爆剤となり、周辺エリアでも都市再生の大きなうねりが発生

「虎ノ門ヒルズ」の拡大・進化が起爆剤となり、周辺エリアでも過去に類を見ない、圧倒的なスピードとスケールによる都市再生の大きなうねりが発生しています。
2014年に開業した「虎ノ門ヒルズ 森タワー」を皮切りに、2019年には「虎の門病院」の建替えや「オークラ プレステージタワー」が竣工。2020年は「ビジネスタワー」の開業に加えて、「東京虎ノ門グローバルスクエア」「東京ワールドゲート 神谷町トラストタワー」が竣工。2022年には「レジデンシャルタワー」や「T-LITE」が竣工しました。
そして2023年の「ステーションタワー」の竣工によって、虎ノ門エリア全体における都市再生のうねりはますます加速することになります。

計画概要

多様な都市機能が徒歩圏内に集約された都市の中の都市(コンパクトシティ)

東京を代表する新たなランドマークとして認知された「森タワー」(2014年6月開業)に続き、2020年1月、拡大・進化を続ける「虎ノ門ヒルズ」の2番目のプロジェクトとして「ビジネスタワー」が誕生しました。さらに2022年1月には、森タワーの南側で住宅を中心とした「レジデンシャルタワー」が誕生。そして、桜田通りを挟んだ西側では日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅(2020年6月開業)と一体開発した「ステーションタワー」が2023年10月に開業しました。森タワーを除く3つのプロジェクトはいずれも国家戦略特区事業に指定されており、これまでにない異次元のスピードとステージで虎ノ門エリアが進化しています。
これら全てが完成し、「虎ノ門ヒルズ」は区域面積約7.5ha、延床面積約80万m²に拡大。
オフィス総貸室面積約30万m²、住宅数約730戸、ホテル約370室、商業施設約170店、情報発信拠点を中心とする多機能複合都市となっています。

虎ノ門ヒルズ
虎ノ門ヒルズ

多様な都市機能を徒歩圏内に備えたコンパクトシティ

国際水準のオフィス、住宅、ホテル、商業施設、インキュベーションセンター、交通インフラ、緑地など、多様な都市機能を徒歩圏内に備えた「虎ノ門ヒルズ」は、「国際新都心・グローバルビジネスセンター」として、六本木ヒルズに匹敵するインパクトを有する国際複合都市へと進化。
「虎ノ門ヒルズ」から新たなビジネスやイノベーションを次々と生み出すことで、国際都市・東京のさらなる磁力強化を牽引していきます。

「虎ノ門ヒルズ」の多様な都市機能
「虎ノ門ヒルズ」の多様な都市機能
オフィス オフィス
グローバルビジネスセンターの中核となる最先端オフィスを、エリアで約30万m²を供給。就業者数は約3万人となります。これらの方々の多様なニーズや新しい働き方に対応できる、基準階3,000m²超のフレキシブルなフロアやサービスにより、入居企業の事業成長をサポートします。
インキュベーションセンター インキュベーションセンター
主要ビジネスエリアの中心に位置し、霞が関に隣接するエリアのポテンシャルを生かすべく、イノベーションを促進する2つのインキュベーション施設を開設しました。「ARCH」には日本の産業界をリードする大企業が約120社、「CIC」には大小や国内外を問わず事業創発を目指す企業や自治体が約250社集い、イノベーションによる社会変革や地方創生を目指します。
レジデンス レジデンス
グローバルレベルのレジデンスをエリア全体で約730戸提供。レジデンシャルタワーには、ミシュラン3つ星レストランやインターナショナルプリスクールも併設しています。
商業施設 商業施設
名だたる名店が軒を連ね、虎ノ門に新たな人の流れを生み出した「虎ノ門横丁」をはじめ、世界を舞台に活躍するグローバルプレーヤーの衣食住をサポートする商業店舗が「虎ノ門ヒルズ」全体で約26,000m²、約170店舗揃っています。
情報発信拠点 情報発信拠点
様々な価値創造活動やビジネスイベントに対応するホール、ギャラリー、レストランなどを有する「TOKYO NODE」。既存の形にとらわれずに新しいアイデアを世界に発信できる前例のない多機能複合施設です。
カンファレンス カンファレンス
3つのホールで約2,000名を収容できる虎ノ門ヒルズフォーラムは、新橋・虎ノ門エリアにおいても最大規模のカンファレンス施設です。
ホテル ホテル
「アンダーズ 東京」「ホテル虎ノ門ヒルズ」の2つのホテルがあり、合計約370室。多様なゲストを迎え入れる環境が整います。
地下鉄駅前広場 地下鉄駅前広場
虎ノ門ヒルズ駅と街の一体的な開発によって誕生する駅前広場「ステーションアトリウム」。都市機能と交通機能が連携・補完しあうことで生まれる3層吹き抜け構造が特徴です。
バスターミナル バスターミナル
約1,000m²のバスターミナル。空港リムジンバスや都心と臨海部を結ぶBRT(高速バス輸送システム)の発着場として機能します。
歩行者デッキ 歩行者デッキ
桜田通り上には、幅員20mの大規模歩行者デッキ「T-デッキ」を整備します。幹線道路を跨いだ東西のメインストリートとして機能します。
パブリックアート パブリックアート
各タワーの内外に、数多くのパブリックアートが設置されています。
緑豊かな緑地空間 緑豊かな緑地空間
立体道路制度を活用し生まれた人工地盤上に設けた「オーバル広場」など、虎ノ門ヒルズではエリア全体で約21,000m²の豊かな緑地を創出しました。

「世界と東京都心を繋ぐ新たな玄関口」として交通結節機能をさらに強化

「森タワー」と環状二号線を一体的に整備
「森タワー」と環状二号線を一体的に整備

2014年竣工の「森タワー」では、道路上空に建築物を建てる画期的な手法「立体道路制度」を活用し、市街地再開発事業の中で環状二号線と超高層タワーを一体的に整備しました。こうして68年の歳月を経て実現した環状二号線が、2022年12月に全面開通したことで、東京都心部と臨海部や羽田空港のアクセスは飛躍的に向上しました。
また、2020年竣工の「ビジネスタワー」は、日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅や銀座線「虎ノ門」駅に地下通路で直結し、1階には空港リムジンバスや都心と臨海部を結ぶ東京BRT(高速バス輸送システム)が発着する約1,000m²のバスターミナルを整備しました。
加えて、56年ぶりの新駅誕生となる地下鉄日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅と一体的に開発される「ステーションタワー」では、開放的な地下鉄駅前広場の創出に加えて、桜田通り(国道一号線)上に「森タワー」のオーバル広場へと接続する、幅員20mもの大規模歩行者デッキを整備。
地上・地下・デッキレベルの重層的な交通ネットワークを強化・拡充することによって、「世界と東京都心を繋ぐ新たな玄関口」としての「虎ノ門ヒルズ」の交通結節機能が大幅に強化されることになります。

交通結節機能をさらに強化
歩行者デッキ
歩行者デッキ
約1,000m²の大規模バスターミナル
約1,000m²の大規模バスターミナル
地下鉄日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅
地下鉄日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅

「新虎通り」沿道開発の推進

「森タワー」とともに整備された東京の新たなシンボルストリート「新虎通り」。新虎通りでは、国内外の文化・情報の発信拠点として様々な仕掛けやイベントを行うなど、エリアマネジメント活動に取り組んでいます。
この新虎通り沿道において、街区の統合・再編を実現した沿道開発のモデル事業として誕生したのが「新虎通りCORE」です。総貸室面積約1万m²のオフィスに加え、3階には約600m²のインキュベーションオフィスを整備。また、カジュアルで使い勝手の良いレストランのほか、新虎通りに面した1階の区画にはイベントスペース機能を兼ね備えたカフェも開設しました。
多様な人々が集い、交流し、アイデアを生み出す新たなコミュニティの場として、またエリアマネジメント活動の拠点として、ここから新虎通りエリアの賑わいを創出し、沿道開発を牽引することで、「虎ノ門ヒルズ」の進化・発展に貢献します。

安全・環境・文化の取り組み

愛宕山とも繋がるグリーンネットワークの形成

2014年に竣工した「森タワー」では、約6,000m²の大規模オープンスペースを確保。屋上庭園「オーバル広場」や階段状のテラス「ステップガーデン」などの豊かな緑地空間に加えて、生物多様性に配慮した緑や小川も創出。JHEP認証(公益財団法人日本生態系協会運営)で最高ランク「AAA」を取得し、オフィスワーカーや地域の方を対象にしたヨガイベント等のコミュニティ形成活動の場としても活用されています。
2020年に竣工した「ビジネスタワー」内には、約1,200m²の緑豊かな西桜公園が整備され、さらに 2022年の「レジデンシャルタワー」の完成により、エリアの低層部の緑が連続。隣接する愛宕山や愛宕グリーンヒルズの緑とも緑道で繋がり、周辺エリアを繋ぐ新たなグリーンネットワークが創出されています。

「虎ノ門ヒルズ」周辺エリアのグリーンネットワーク
「虎ノ門ヒルズ」周辺エリアのグリーンネットワーク
虎ノ門ヒルズ バードウォッチング
虎ノ門ヒルズ バードウォッチング
ビジネスタワー 外構と西桜公園
ビジネスタワー 外構と西桜公園
レジデンシャルタワー 外構
レジデンシャルタワー 外構

街を挙げて取り組む環境負荷の低減

森ビルでは、多彩な都市機能を立体的に複合させたコンパクトシティに、エネルギー効率の高い各種システムを採用し、地域全体でエネルギーをネットワーク化し面的利用をすることで、環境効率性に優れた都市の実現を目指してきました。街をトータルかつ高品質にマネジメントすることにより、省エネ運用を徹底、加えて再エネの導入などにより都市の脱炭素化を推進するほか、災害時のエネルギーセキュリティの向上を同時に目指しています。
「虎ノ門ヒルズ」では、街全体にエネルギーを供給する高効率エネルギーセンター「虎ノ門エネルギーネットワーク」を開設し、エネルギーの面的供給を行っています。2020年に「ビジネスタワー」の地下に第1プラントを開設し、2023年に「ステーションタワー」の地下に第2プラントを開設しました。
エリア内にオフィス・住宅・ホテルなど使用傾向が異なる様々な用途を集積させることで、使用されるエネルギーが平準化され、より高効率なエネルギー活用が可能となります。さらに、エネルギーセンターではAI技術を活用した統合EMS(エネルギー管理システム)を導入し、気象予報・過去の需要実績などを活用したエネルギーの需要予測を行うと共に、自家発電システムと熱製造システムの運用を最適化し、エネルギー利用の高効率化を実現します。
また、災害時においても平常時に近い供給能力を確保し、テナントの事業継続を可能にするほか、被災者や帰宅困難者支援にも貢献します。

エネルギーセンター「虎ノ門エネルギーネットワーク」
エネルギーセンター「虎ノ門エネルギーネットワーク」

複数の国際環境認証を取得

「虎ノ門ヒルズ」全体では、「LEED(Leadership in Energy & Environmental Design)」のエリア開発を対象とした「ND」カテゴリにおいて最高ランクのプラチナ予備認証を取得。「地下鉄新駅などの公共交通機関との一体整備」や「地域の高いエネルギー効率」「地元の地権者と共に推進する都市づくりへの姿勢」が高く評価されました。

ビル 認証名・ランク 取得年
虎ノ門ヒルズ(エリア全体) 認証名:LEED ND(街区)
ランク:プラチナランク(予備認証)
2021年
森タワー 認証名:CASBEE-不動産
ランク:S
2018年
森タワー 認証名:東京都環境確条例トップレベル事業所
ランク:トップレベル
2019年
ビジネスタワー 認証名:CASBEE-建物(新築)
ランク:S
2017年
ビジネスタワー(オフィス) 認証名:BELS
ランク:☆☆☆☆☆
2017年
ステーションタワー
(オフィス・商業部分)
認証名:LEED BD+C/CS(建物)
ランク:プラチナランク(予備認証)
2022年
ステーションタワー
(オフィス・商業部分)
認証名:WELL Core
ランク:プラチナランク
2024年

地域の防災拠点として機能

帰宅困難者対策の一環として、「森タワー」に約3,600人、「ビジネスタワー」に約1,000人分の一時滞在施設を確保。また、「ステーションタワー」にも約950人分の一時滞在施設を整備しています。これらすべて合わせると、帰宅困難者約5,600人規模の受け入れが可能となります。
加えて、3日間の受入れに備えた備蓄倉庫や防災井戸、災害用電力も確保。地域の防災拠点の役割を果たします。

虎ノ門ヒルズの帰宅困難者の受け入れ体制(イメージ)
虎ノ門ヒルズの帰宅困難者の受け入れ体制(イメージ)

データシート

所在地 東京都港区虎ノ門1丁目~3丁目、愛宕1丁目
開発区域面積 約7.5ha
延床面積 約792,000m²
オフィス面積 約305,000m²
住宅戸数 約730戸
店舗面積 約26,000m²
店舗数 約170店舗
ホテル客室数 約370室
カンファレンス施設面積 約13,300m²
緑化面積 約21,000m²