森ビル株式会社

都市全体を俯瞰し、都市と東京の未来を考える

都市と東京の未来を多角的に考えるための研究施設「森ビルアーバンラボ」

森ビルアーバンラボ
森ビルアーバンラボ

森ビルは、20年以上も前から巨大な東京の都市模型を独自の技術でつくり、ニューヨークや上海の都市模型と比較しながら、国際都市・東京の未来について様々な立場の方々と共に考え、議論を深めてきました。
国際都市間競争がますます熾烈化している今、「これからの東京はどうあるべきなのか?」「都市における人々のライフスタイルはどうなっていくのか?」「我々は今何をすべきなのか?」などを、より戦略的に考え、より広く議論するために、巨大な都市模型にプロジェクションマッピングなどの最新テクノロジーを効果的に組み合わせ、「森ビルアーバンラボ」を誕生させました。

総施設面積は約1,670m²。東京の都市模型(縦15m×横24m、面積約200m²)を配した「シアタールーム」は約740m²の圧倒的な大空間を誇り、壁面には都市模型を囲むように360度の巨大なスクリーンを設置。部屋中に散りばめられた約30台の高精細プロジェクターと最新鋭の映像技術による様々なプロジェクションマッピングによって、多種多様な視点から国際都市・東京を捉え、都市の未来を考える、議論するためのツールを提供します。

360度の巨大なパノラマスクリーン
360度の巨大なパノラマスクリーン
1000分の1スケールの都市模型
1000分の1スケールの都市模型
「東京」の都市模型(近景)
「東京」の都市模型(近景)

ヒルズを舞台に、人々のライフスタイルの未来を拓く

都市のデジタルプラットフォーム「ヒルズネットワーク」

「ヒルズネットワーク」は、六本木ヒルズを始めとする「街(ヒルズ)」を舞台に、都市のDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を通じて、より便利で、より豊かな都市生活・顧客体験を実現すべく開発した都市のデジタルプラットフォーム(都市OS)です。居住者やオフィスワーカー、来街者の方々など、“ヒルズ”を利用される皆様を対象として、2021年4月からサービスを開始。様々な街の利用者に対して、「ヒルズID」と「ヒルズアプリ」を提供することで、当社が管理・運営する複数の“ヒルズ”における様々なサービスをオンライン上で完結させることが可能となるほか、利用者一人ひとりに最適化された「街(ヒルズ)」の情報をお届けします。

森ビルは1986年のアークヒルズ以降、多様な都市機能が高度に集積したコンパクトシティの創出を通じて、シームレスで豊かな都市生活(ヒルズライフ)を提案してきました。また、2003年の六本木ヒルズ以降は、タウンマネジメントの手法により、街に住み、働き、訪れる人々と共に、街と人々をつなげ、街のコミュニティを育んできました。
「ヒルズネットワーク」は、デジタルプラットフォームでそれらのヒルズをつなぎ、当社が長年にわたって取り組んできた、より便利で、より豊かな都市生活・顧客体験の提供を加速させるものです。

現在推進中の「虎ノ門・麻布台プロジェクト」や「虎ノ門ヒルズエリアプロジェクト」では、「ヒルズネットワーク」によって統合された施設・サービスと利用者のデータ基盤をベースに、様々な最先端技術を実装することで、街全体がワークプレイスとなり、リビングスペースともなるような、従来以上にシームレスな都市生活(ヒルズライフ)の実現を目指します。そしてさらには、六本木ヒルズ、アークヒルズなどの各ヒルズを連携・融合させ、都心部エリア全体をシームレスにつなげることで、新たな文化・経済圏を創出します。

ヒルズネットワーク

ヒルズを舞台に、未来の都市のあり方を考える

20年後、30年後の都市の未来を切り拓くため、森ビルは、最先端の研究機関や大学、企業と連携し、ヒルズを舞台にした様々な実証実験や共同研究を実施しています。「都市とライフスタイルの未来」について議論する国際会議も開催するなど、未来を見据えた都市づくりを実践することで、国際都市・東京のさらなる磁力向上に努めています。

最先端の学術的な研究で世界をリードする「MITメディアラボ」との共同研究

MITメディアラボ
MITメディアラボ

テクノロジーの進化による社会の大きな変革のなかで、人々の働き方や暮らし方、ライフスタイルも大きく変容しています。これからの都市はどうあるべきか、都市にどのような先端技術やソフトを組み込めるのか。人々の営みの場となる都市づくりを行う企業だからこそ、未来を見据えて考えなければなりません。
森ビルは2014年10月から2020年3月まで、「マサチューセッツ工科大学メディアラボ(MITメディアラボ)」(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)と共同研究を行い、最先端技術の研究実験を通して、「未来の都市のあり方」について検討を進めました。

都市とライフスタイルの未来を議論する国際会議「Innovative City Forum」

Innovative City Forum
Innovative City Forum

科学技術の進展はライフスタイルをどのように変えるのか?そして、我々が生活する都市はどこへ向かうのか?
森ビルは、都市とライフスタイルの未来を議論する国際会議「Innovative City Forum」を2013年から毎年開催しています。Innovative City Forumは、自らの未来を自らの意思でデザインするため、都市問題、科学・技術、アート・デザイン、経済・産業など互いに立場の異なる世界のオピニオンリーダーが東京で出会い、様々な課題を横断的に議論し、来たるべき社会の新たな姿を問いかけるプラットフォームとして、異分野の新結合を誘発しています。

多様な都市機能を持つ「ヒルズ」ならではの実証実験

オンデマンド型シャトルサービス

米国・ニューヨーク市に拠点を置くVia社と連携し、最先端アルゴリズムによる「オンデマンド型シャトルサービス(HillsVia)」の実証実験を2018年8月より1年間実施。Via社独自開発のアルゴリズムを採用することで、交通渋滞や環境負荷など都市交通が抱える課題の解決に寄与するとともに、移動手段の選択肢を増やすことで、より豊かな都市生活の実現を目指す取り組みとして、本サービスの有用性と発展性を検証しました。
現在、複数の地方自治体で社会実装されており、より便利で快適な都市交通を提供を通じて、社会課題の解決にも寄与しています。

IOTお忘れ物自動通知サービス

IOTお忘れ物自動通知サービス

MAMORIO株式会社と連携し、紛失防止IoTデバイス「MAMORIO」および専用アンテナ「MAMORIO Spot」を活用した「IoTお忘れ物自動通知サービス」の実証実験を、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズなど森ビルが運営する6施設で実施。
Bluetoothを活用した専用タグを「大切なモノ」に付けるだけで、スマートフォンと連携して紛失を防ぎ、万が一の置き忘れ時にはスマートフォンに置き忘れた場所と時間をお知らせするものです。タグをつけた持ち物を「いつ、どこで」落としたかが通知されることから、捜索範囲を大きく狭めることができます。

その他の実証実験

ほかにも様々な取り組みを重ね、より豊かな都市生活の実現を目指しています。

未来を担う子どもたちをヒルズで育む

森ビルは、六本木ヒルズやアークヒルズなど、本物の街を”生きた教材”として活用し、次世代の都市を担う子どもたちに向けた体験活動を推進しています。街を舞台とした多様な体験型プログラムを通じて、子どもたちと共に学びながら、都市の未来、東京の未来の創造に努めています。

ヒルズ街育プロジェクト

ヒルズ街育プロジェクト

ヒルズ街育プロジェクトは、創業から60年にわたり地域の方と共に街づくりを推進してきた森ビルが、街づくりのノウハウや街の魅力を、未来を担う子どもたちに伝えるとともに、次世代の都市のあり方を考える機会として実施しています。森ビルが街づくりで大切にしている「安全・安心」「環境・緑」「文化・芸術」をテーマとした多様な体験型プログラムを通じて、子どもたちの無限大の可能性を拓きながら、また共に学びながら、「未来の都市づくり」につなげていく取り組みです。
一般公募によるプログラムだけでなく、近隣小学校のカリキュラムの一環として当社施設への受入や小学校に出向く出張授業の実施など、地域コミュニティにおける子どもの学習機会の提供にも貢献しています。なお、2007年の開始以降、延べ13,000名以上の方々にご参加いただいています。

MIRAI SUMMER CAMP

MIRAI SUMMER CAMP

森ビルとMITメディアラボによる「未来の都市のあり方」に関する共同研究がスタートしたことをきっかけに、2015年からスタートした子ども向けプログラムです。「子どもたちにこそ、世界の最先端を」をテーマに、MITメディアラボの研究員や様々な企業、研究所などとタッグを組み、最先端のテクノロジーや考え方に触れられる、ヒルズでしか体験できない学びの場を提供しています。