森ビルの都市づくり
いま、都市に必要なことは、なんでしょう。 工業社会が知識社会・情報社会へ変わり、人間の営みや、結びつきのあり方、解決すべき課題も大きく変わっています。森ビルの都市も、その変化に適応していかなければならない。そう考えます。
森ビルが理想とする都市は「Vertical Garden City - 立体緑園都市」。細分化された土地を集約し、建物を高層化してつくるそのコンパクトシティは、様々な特長と魅力を持ち、これまでの都市が抱えてきた数々の課題への解決策も提示します。
その都市を核にして、人と人が出会い、交流し、多彩で活発な経済活動や文化活動が生まれる。そこに暮らし、集う人々に活力を与えるだけでなく、安全で、安らぎに満ちた憩いの場所になる。
建物とインフラだけで都市をつくることはできません。人々の暮らし、日々の営みを支え、育むこと。未来へ向けて地域やコミュニティの可能性を引き出し、発展の力になること。そのために、社会に対し、様々なヴィジョンや仕組みを提示し、働きかけること。
時代の要請に応えながら、遥か先を見据えた都市づくり。それが森ビルの使命だと考えています。