森ビルが組合員および再開発コーディネーターとして参画している「銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業」が、本日4月2日、本体建設工事に着手しました。

当事業は、東京都中央区銀座にある「松坂屋銀座店」跡地を含む街区(銀座六丁目10番)ならびに隣接する街区(銀座六丁目11番)の2つの街区で構成された約1.4haを一体的に整備する再開発事業です。
東京を代表する国際的な商業・業務・観光拠点を目指し、約46,000㎡(約13,900坪)の商業施設や、都内最大級の1フロア貸室面積約6,100㎡(約1,850坪)の大規模なオフィス、文化・交流施設「観世能楽堂」などから構成された、銀座エリア最大級となる大規模複合施設を計画しています。
また、屋上庭園や観光バス等の乗降スペース等による来街者を迎え入れる施設の導入、安全で快適な交通・歩行者ネットワークの強化・拡充、さらに、非常用発電設備や防災用備蓄倉庫等も整備し、地域に開かれた場所として、来街者の利便性と快適性を高めるとともに、災害時の地域全体の防災機能向上も図ります。

本プロジェクトは、銀座で初の大規模な再開発事業であり、かつ、すでに高度利用されているエリアで、道路をはさんだ2つのブロックを一体的に整備するという、大変難易度の高いものでしたが、関係各所のご協力のもと、都市計画決定から着工までわずか2年半という、再開発事業としては異例のスピードで進めることができました。
当施設の竣工は、2016年11月。2020年の東京オリンピックを控えた、世界の目が東京に注がれる、絶妙なタイミングで誕生します。「銀座を、世界の銀座に」、それによって「東京を世界一の都市に」という意気込みで、銀座の新たな磁力を創り、銀座の歴史と伝統に、新たな歴史を重ねてまいります。

140402_1.jpg

銀座「中央通り」から見た施設外観イメージ

140402_2.jpg

道路をはさんだ2つのブロックを一体開発

140402_3.jpg

施設の地下1Fから屋上までを示した断面図

140402_4.jpg

商業を一体運営する4社で記者会見を実施

ワールドクラスクオリティの商業施設 ~銀座エリア最大級の商業施設を4社で一体運営~

この度、本プロジェクト内に誕生する商業施設の計画および運営を、J.フロント リテイリング株式会社、森ビル株式会社、L Real Estate、住友商事株式会社が、4社一体で推進していくことで合意しました。
各社がこれまでに培ってきたノウハウやネットワークを活用し、強力なパートナーシップのもと、これまでにない銀座エリア最大級で、ワールドクラスクオリティの商業施設を創出することで、日本を代表し、国内だけでなく世界中から人々が訪れる銀座エリアのさらなる魅力と賑わいづくりに貢献します。

商業施設コンセプトは、「Life At Its Best~最高に満たされた暮らし~」
銀座エリア最大級となる商業施設空間には、ラグジュアリーブランドをはじめ、ファッション、ライフスタイルはもとより、レストラン、カフェに至るまで、ハイクオリティ・ハイクラスを中心とした約250~300(想定)のテナントを誘致します。中央通りに面する幅約115mにもおよぶ建物のファサードは、世界有数のファッションストリートである銀座の価値を一層高めます。優雅で快適、そして心地良いショッピングを世界中のお客様に楽しんで頂ける環境・サービスソリューションを持ち合せたワールドクラスクオリティの、これまでにない、全く新しい都市型商業施設を創造します。


ニュースリリース:>『銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業』2016年11月、ワールドクラスクオリティの商業施設が誕生
ニュースリリース:2つの街区を一体開発『銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業』着工
森ビルのプロジェクト:銀座六丁目プロジェクト