銀座六丁目10地区市街地再開発組合(東京都中央区、理事長 茶村俊一)が推進している「銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業」は、本日4月2日、本体建設工事の着工を迎えます。
当事業は、東京都中央区銀座にある「松坂屋銀座店」跡地を含む街区(銀座六丁目10番)ならびに隣接する街区(銀座六丁目11番)の2つの街区で構成された約1.4haを一体的に整備する再開発事業です。
東京を代表する国際的な商業・業務・観光拠点を目指し、約46,000㎡(約13,900坪)の商業施設や、都内最大級の1フロア貸室面積約6,100㎡(約1,850坪)の大規模なオフィス、文化・交流施設「観世能楽堂」などから構成された、銀座エリア最大級となる大規模複合施設を計画しています。
また、屋上庭園や観光バス等の乗降スペース等による来街者を迎え入れる施設の導入、安全で快適な交通・歩行者ネットワークの強化・拡充、さらに、非常用発電設備や防災用備蓄倉庫等も整備し、地域に開かれた場所として、来街者の利便性と快適性を高めるとともに、災害時の地域全体の防災機能向上も図ります。
銀座「中央通り」から見た施設外観イメージ
※今後変更になる場合があります
当事業は、日本を代表する銀座エリア全体のさらなる魅力と賑わいを創出するとともに、国内だけでなく、世界中の人々を惹きつける複合施設として、東京の国際競争力強化に貢献してまいります。
なお、竣工は2016年11月を目指します。
都市再生への貢献
■二街区一体化による都市機能の高度化(都心高密度地域での再開発事業)
・単独建替えではなく、二街区一体(銀座六丁目10番、11番)の大規模再開発事業
・街区間の区道427号を「三原通り」側に付替えをすることで新たな街区を創出
・地域の核となる国際競争力を備えた商業・業務・文化機能等の再生・高度化
・「あづま通り」が担っていた交通ネットワークは、計画地に貫通通路として再整備
商業施設、オフィス、文化施設など様々な用途で構成される大規模複合施設
■商業施設:約46,000㎡(約13,900坪)の売場面積※となる商業空間の創出 ※売場内通路含む
周辺の商業施設との連続性を持ち、地域の拠点となる商業施設の整備
■オフィス:都内最大級の1フロア貸室面積約6,100㎡(約1,850坪)
事務所床面積約38,000㎡(約11,500坪)となるオフィス空間を銀座エリアに創出
■文化施設:「観世能楽堂」銀座に能楽最大流派、観世会の能楽堂を配置
(江戸時代、銀座には舞台や住居などを備えた観世流の屋敷が立ち並んでいた)
■観光拠点:「(仮称)銀座観光ステーション」
“銀座初”となる観光バス等が利用可能なバス乗降スペースや、観光案内所などの整備
■屋上庭園:エリア最大級となる、地域に開かれた約3,900㎡の屋上庭園「(仮称)銀座ガーデン」の整備
『銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業』計画概要
地区名称:銀座六丁目10地区(東京都中央区)
事業手法:第一種市街地再開発事業
施行者 :銀座六丁目10地区市街地再開発組合
組合員数:15名(2014年3月時点)
施設建築物概要:
・施行区域面積 約1.4ha
・用途 店舗、事務所、文化・交流施設、地域冷暖房施設、駐車場
・敷地面積 約9,080㎡
・階数 地下6階、地上13階
・建築物の高さ 約56m
・延床面積 約147,900㎡
・構造 鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
公共施設等の整備:
・観光バス等の乗降スペースの整備 ※区域内道路「あづま通り」延伸部分の三原通り側への付替えによる
・「あづま通り」下の地下道整備
・屋上庭園の整備、ほか
経緯及び今後のスケジュール
2003年2月:銀座六丁目地区街づくり協議会を組織し、検討を開始
2010年4月:銀座六丁目地区市街地再開発準備組合設立
2011年12月:都市計画決定
2012年12月:銀座六丁目10地区市街地再開発組合設立、事業認可
2013年6月:権利変換計画認可
2013年7月:既存建物解体工事着手
2014年4月:本体建設工事着工
2016年11月:竣工(予定)
※掲載内容は現時点での計画概要に基づいたものです。完成時には一部、実際と異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。