六本木ヒルズ内にある江戸時代の大名屋敷のなごりを今に伝える広大な日本庭園「毛利庭園」で、5月5日(月・祝)、カルガモが子育てを開始している様子が確認されました。2羽の親ガモに見守られながら、5羽の小さな子ガモが懸命に池を泳ぐ可愛らしい姿が、訪れる人の目を楽しませています。
当社では、例年、カルガモの姿を確認すると、毛利庭園内に餌場を設け、警備員が安否確認を行いながら、来街者とともに子ガモの成長を見守っています。

140508_1.jpg

カルガモの親子(5月7日11時頃撮影)

140508_2.jpg

毛利庭園に設けられた餌場

140508_3.jpg

毛利庭園全景

都心で緑豊かな自然を体感できる「毛利庭園」

本格的な回遊式の日本庭園である「毛利庭園」は、4,300平方メートルという広大な敷地の中に、池を中心に、滝、渓流などの水景や、桜、イチョウといった木々を配し、四季折々に変化する木々や植物の表情を感じながら自由に散策いただけます。
日本庭園様式であるため植栽の密度が高く、鳥にとって安心できる環境があること、在来種を多く植栽するため落葉樹が多いこと、それに伴い虫などのえさが豊富であることなどにより、毛利庭園ではシジュウカラやコゲラもコンスタントに観察されています。なお、2011年には日本鳥類保護連盟主催の「バードピア※」に認定されました。

2003年に国内最大規模の再開発事業として誕生し、今年で11周年を迎えた六本木ヒルズ。カルガモの親子は、開業翌年となる2004年から毛利庭園でその姿が確認されています。当社は今後も、街づくり通じて都心の緑化を推進し、東京が鳥などの生き物にとっても住みやすい環境になるよう貢献してまいります。

バードピアとは
バード(野鳥)とユートピア(楽園)を組み合わせた造語。2011年1月より日本鳥類保護連盟(総裁 陸宮正仁親王)が登録を広める活動を開始し、現在、当社管理施設では六本木ヒルズのほか、アークヒルズ、愛宕グリーンヒルズ、元麻布ヒルズ、アークヒルズ 仙石山森タワーが登録されています。