今から10年前、六本木ヒルズは、職・住・遊が近接した新たな都市開発のモデルとして誕生し、以来「文化都心」というコンセプトのもと、様々な文化やライフスタイルの発信に精力的に取り組んでまいりました。
東京をリードし、この街から日本を変えるようなムーブメントを起こしていきたい。それがオープン以来変わらない、六本木ヒルズの願いです。

住み、働き、憩い、遊び、学ぶ。人の営みに必要なすべてを、もっと楽しく、クリエイティブにしたい。その思いのもと、これからも、東京を世界に誇る都市にすることを目指して、世界と対話をしながら、ここに集う人たちと共に、次の新しい時代へと進んでいきたいと考えています。

10周年を迎える今年は、その基盤づくりとして、様々な施設のリニューアルを行います。またアート、音楽、エンターテイメントなど、国際的にも水準の高い本物のパフォーマンスを、どなたにも気軽に楽しんでいただける、六本木ヒルズならではの形で提供してまいります。

「あなたにとって東京は、いまどんな街ですか?」その答えはきっと、ここ、六本木ヒルズで見つかるはずです。

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六本木ヒルズ10周年ロゴマークについて
10周年メッセージ「LOVE TOKYO」と、ハートのモチーフを配し、10周年の記念ロゴを作成しました。大小の水玉で表現されたオープンハートは、あらゆる個性を持った街に集まる人々が手を取り合い、開かれたつながりを形成しながら、街とともに成長していく姿を表現しています。このハートのモチーフは、同じく10周年を記念して六本木ヒルズに新たに加わるジャン=ミシェル・オトニエル氏によるパブリックアート《Kin no Kokoro》に着想を得てデザインされました。

 

六本木ヒルズ開業10周年レセプション:主催者挨拶 弊社代表取締役社長 辻 慎吾

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2003年4月25日の六本木ヒルズの誕生から本日まで、本当にたくさんの方々がこの街に関わってくださいました。改めて感謝の気持ちをお伝えし、丸10年経過した六本木ヒルズを体感していただきたいという想いから、こうした場をもうけさせていただきました。

おかげさまで、この10年間、海外と国内を合わせて延べ4億人の方々がこの街を訪れてくださいました。
「六本木ヒルズは、東京の磁力になった」と申し上げてもよいかと思います。

今から10年前、私たちは建物ではなくて、一つの街をつくりました。様々な人が住み、働き、憩い、学ぶ、この街は、いつも世界に先駆けて未来を築いてきました。
そして、六本木ヒルズというプラットホームを使って多彩な才能が出逢い、斬新なアイディアやムーブメントが生まれ、世界へ発信されていったのです。

「都市の主役は人である」ということを改めて実感した10年間でありました。

六本木ヒルズは、400人の地権者の方々と17年かけてつくりあげた街です。10年前のオープニングセレモニーで、今は亡き森稔がこう申しました。

「私はこれまで、しつこく、しつこく都市政策の転換を訴えてまいりましたが、やっと控えめな森稔に戻ることができます。明日からは、この街が、私より何倍も雄弁に、都市のあるべき形や楽しさを伝えてくれるでしょう」。

まさに、そのとおりでした。皆さまもご存知のように、森は少しも控えめにはなりませんでしたが、挑戦と改革の遺伝子を引き継いだこの街が、森以上に雄弁に語り続けてくれました。

さて今年、日本も東京も大きな転換期を迎えております。安倍総理、猪瀬都知事の強いリーダーシップのもと、一転して明るい景色が広がってまいりました。
特区を突破口に、世界を意識した都市づくりが本格的にスタートします。
世界の人口の半分が都市に集まり、未来を切り拓くイノベーションは都市から生まれています。世界的な都市間競争が激しさを増すなか、世界中から人、モノ、金、情報を惹きつける都市にすることが、日本のプレゼンスを高め、人口減少を克服して日本を発展させる道であろうと思います。

六本木ヒルズ10周年のテーマを「LOVE TOKYO」としました。これは、私たちの街づくりの根底に永々と流れている想いであり、「東京を世界で一番の都市にしよう」という強い願いを込めたメッセージです。
東京オリンピック招致活動も大詰めを迎えますが、私たちも「チーム東京」、「チームジャパン」の一員として、六本木ヒルズから、チャレンジングなイベントやフォーラムを展開してまいります。

森美術館開館10周年記念展の「LOVE展」、フランスから初来日となる「8mの赤いキリンが街を練り歩くパフォーマンス」、1000分の1スケールの東京の巨大都市模型を舞台に、WEB上でユーザーが自由に3Dプロジェクションマッピングを投影することができる世界初の試み「TOKYO CITY SYMPHONY」、アカデミーヒルズでこの秋開催する都市をテーマにした国際会議など、ぜひ、ご参加いただければと存じます。

森ビルは「都市をつくり、都市をはぐくむ仕事」を通じて、これからも皆さまとともに東京の磁力を創り出してまいります。

 

「東京の街」に関する意識調査を実施:現代の東京らしい街は『六本木』が1位に

この度、六本木ヒルズ開業10周年を機に、首都圏在住の20~50代の男女516名を対象に、「東京の街」「10年間の東京の街の変化」に関する意識調査を実施しました。
「東京の街」に関する意識調査(PDF)

 

六本木ヒルズ10周年 イベント

・祝祭スペクタクルイベント「Les Girafes」/パフォーマンスイベント「Golden Angels / Decadence」
・森美術館10周年記念展「LOVE展:アートにみる愛のかたち」
・10周年記念パブリックアート:ジャン=ミシェル・オトニエル氏による《Kin no Kokoro》
・10周年記念 花の演出「Into the Joy」
・J-WAVE & Roppongi Hills present TOKYO M.A.P.S Anniversary Edition
・六本木アートカレッジ 2013~アートでLOVEに出会う!~
・グランド ハイアット 東京10周年記念企画
・ミュシャ財団秘蔵「ミュシャ展」
・TOHOシネマズ六本木ヒルズ10周年記念作品:村上隆監督作品「めめめのくらげ」上映
・草間彌生アートエディション「私の大好きな私」

10周年イベント情報
ショップ&レストラン リニューアル情報
特設WEBサイト「TOKYO CITY SYMPHONY」

 

六本木ヒルズ10周年レセプション

4月25日(木)、六本木ヒルズは開業10周年を迎えました。
今日に至るまで、国内外から約4億2,000万人もの方にこの街に訪れていただきました。
これまでの感謝の気持ちとともに、この先も、皆様と力を合わせ、日本を、東京を、もっと輝ける都市にしていきたいと思います。
六本木ヒルズ10周年レセプション