3.11後初の防災週間となる8月31日(水)、六本木ヒルズにおいて全社員参加による総合震災訓練を実施し、東日本大震災時に成果を発揮した当社の震災初動についても各自高い意識のもと再確認いたしました。

この訓練は、当社が年間を通じて実施する様々な震災訓練の中でも、全社員参加による最も大規模なものであり、前半は特に被災時におけるテナントや居住者、周辺地域住民の安全確保、また被災後のビル機能早期回復に重点をおいて、応急手当等の体験訓練を行いました。
後半は東京都直下型地震(東京23内震度6強発生)を想定した実質の震災初動シミュレーションとして、震災本部を立ち上げ、全社員が各物件の被害状況確認、震災井戸設置、高層階からの怪我人搬送訓練通信確認などの活動訓練を実施。
今回は、この活動訓練における当社の防災要員(※)による実質的な震災初動をメディアにも特別に公開いたしました。
※当社では港区内に約200戸の防災社宅を設け、その居住者を震災初動を担う防災要員として位置づけ、年8回の震災訓練を別途行っております。

当社では、耐震性に優れたハード面での整備はもちろんのこと、有事の際に迅速な初動を発揮できる組織体制の構築、人材教育等のソフト面の震災対策を重視し、街や人々の安全・安心を支える“人づくり”に注力しております。
今回の訓練ではその集大成として、東日本大震災を受けて、全社員例年より一層高い意識を持って臨みました。

今後も、当社では“安全・安心”を街づくりの最重要ミッションとし、入居テナント、居住者の方等と連携しながら、「逃げ込める街づくり」に取り組んで参ります。

震災初動説明資料(PDF)
当社の震災対策と東日本大震災時の対応(PDF)

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炊き出し訓練の様子

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震災対策本部

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震災井戸の設置

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高層階からの怪我人搬送訓練