東京都が事業施工し、当社が特定建築者となり進めている環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業III街区が、いよいよ今春の着工に向けて、2月28日(月)にIII街区の現場にて安全祈願式を行います。
都市計画決定された1946年から60年以上を経てついに動き出した当プロジェクトは、頂部を含め特徴的な外観を有し、ランドマーク性も高く、周辺への波及効果も大きいと想定され、新橋・虎ノ門エリアの活性化にとどまらず、高機能複合拠点として都市再生、日本再生の促進を目指します。

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現場写真(汐留パークホテル東京25階より)

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現場写真(第9森ビルより)

都内でも珍しい立体道路制度を活用したこのIII街区は、地下に通る車道が建物の地下部分を貫通し、交通インフラと一体となって計画された大規模複合再開発事業です。
既に環状二号線は神田佐久間町から虎ノ門にかけて外堀通りと共用されていますが、今回虎ノ門から汐留にかけての約1.4kmが整備されることで、新橋周辺の交通状況が大いに円滑化されるだけでなく、地上部は幅員40m、歩道幅10mという、都内でも有数の公園道路として、新たな街の賑わいに大きく貢献するものになります。
ちなみにこれは表参道(幅員は36m、歩道幅7m)を超える規格であり、人々に親しまれる名所のひとつとして間違いなく東京の磁力向上につながるでしょう。
建物の超高層化及び地下空間の活用により、地上部は人と緑に開放するという当プロジェクトは、まさに当社が掲げるヴァーディカル・ガーデンシティの具現化といえます。

現在、当地区の解体工事は完了し、先日読売新聞でも紹介されたように、汐留の高層ビルからは都心のビルの谷間に貫通する当道路の様子が浮かび上がって見えます。

今年はアークヒルズ フロントタワーの竣工(2月)、環状二号線プロジェクトの着工(今春)、六本木ヒルズ クロスポイントの竣工(4月)、21・25ビル建替えプロジェクトの着工(4月)と、プロジェクトの動きが続く年になります。
2014年の完成に向けて鋭意取り組んでおりますので、ぜひご期待ください。

環状二号線プロジェクト