2010年、皆様には大変お世話になりました。残すところあとわずかとなりましたが、今年のMORINOW最終号として、2010年を振り返って弊社の3大トピックスをご紹介いたします。

六本木ヒルズ森タワー

上海環球金融中心

汐留から虎ノ門方向に伸びる環状2号線
2010.12.10撮影 協力:パークホテル東京

環状2号線プロジェクト完成予想図
「六本木ヒルズ森タワー」外資系企業のオフィス入居相次ぎ、高稼働
複数媒体で六本木ヒルズのオフィス復活について取り上げられるなど、六本木ヒルズ森タワーでは、昨年からグローバルに事業展開される外資系企業様を中心に、1,000坪規模の大型のご入居が相次ぎ、高稼働となりました。
いずれも立地改善や複数オフィスの統合移転など、積極的なオフィス戦略の一環として六本木ヒルズに拠点を移された企業様が多く、オフィス賃料をコストではなく、企業、社員の成長を見据えた投資として捉える傾向が見受けられました。
先日発表した「東京23区オフィスニーズに関する調査」においても、新規賃借意向のある企業は2年連続で増加し、23%と高水準となっており、オフィス市場における前向きな兆しが感じられます。
ニュースリリース:2010年 東京23区オフィスニーズに関する調査
森ビルのプロジェクト:六本木ヒルズ
「上海環球金融中心」万博効果もあり好調に展開
2010年5月から10月にかけて開催された上海万博では、7,000万人を超える史上最多の入場者数を更新。
万博会場から程近い上海環球金融中心でも、連日非常に多くのお客様をお迎え致しました。世界最高の展望台はもちろん、ホテル、商業施設等、大変賑わった一年であり、展望台では開業以来の最高入場者数を記録いたしました。
アジア経済が躍進を続ける中、この上海環球金融中心がその名の通り、アジアの中心、ランドマークとなって、さらなる発展を牽引できるよう今後も進化を遂げてまいります。
森ビルのプロジェクト:上海環球金融中心
「環状2号線プロジェクト」いよいよ本体着工へ
60年以上前の戦災復興期から東京都が計画していた環状二号線プロジェクトがようやく動き出しました。森ビルが特定建築者となり進めているIII街区(虎ノ門街区)の超高層複合タワーはいよいよ来春の着工に向け、現地で着々と準備が進んでおります。地上からは工事の仮囲いによって現場の状況が見えませんが、上から見ると、解体工事が完了した谷間が現れ、新たに東京に通る環状2号線の様子が浮かび上がります。
地下を通る交通インフラと超高層複合ビルが一体となった当プロジェクトでは、都心部の交通渋滞を緩和するとともに臨海部を含めた沿道の開発を誘発して、東京の都市構造を再編・誘導するまちづくりを目指します。また、地上部には緑豊かな植栽とともに、人々が憩える大規模なオープンスペースを創出するなど、新たに文化・交流機能の導入を図り、国際交流や観光都市の推進に貢献します。
2011年、ヴァーティカルガーデンシティづくりの新たなステージが本格的に始動致します。
森ビルのプロジェクト:環状2号線プロジェクト