2月20日(水)、第17回「地球環境大賞」(主催:フジサンケイグループ、後援:経済産業省、環境省、文部科学省、国土交通省)の各受賞者が発表され、森ビルは「国土交通大臣賞」を受賞いたしました。
「地 球環境大賞」は、1992年「産業の発展と地球環境との共生」をめざし、産業界を対象とする顕彰制度として創設されたもの。森ビルは、屋上緑化のさきがけ となったアークヒルズをはじめ、「Vertical Garden City - 垂直の庭園都市」というコンセプトのもと、「環境と緑」をミッションのひとつに掲げて、都市の緑化環境の形成に努めてきたとして同賞に応募。3段階におよ ぶ審査を経て、このたび「国土交通大臣賞」を受賞するにいたりました。
受賞にあたっては、都市と自然が共生する快適な都市環境の形成やヒートアイランド現象緩和への貢献、さらに市民参加型の「ガーデニングクラブ」発足により、緑を通じた都心におけるコミュニティの形成への寄与などといった点が高く評価されています。
企業の環境への取り組みが重要視される今日、屋上緑化もその1つとして注目されています。行政も、東京都が2001年から敷地面積1000m²以上の民間施 設と、250m²以上の公共施設を対象に、ビルを新築したり改築したりする場合に屋上緑化を義務付ける条例を定め、2015年度までに1200haを緑化 するという目標を立てました。また2004年6月には「改正・都市緑地保全法」が公布され、市区町村が「緑化地域」に指定した区域では、大規模ビル開発な どの際に一定割合の緑化を義務付ける内容が盛り込まれています。国土交通省が2004年度に行った調査では、2000年〜2004年の各年の屋上緑化面積 は年とともに増加していることがわかりました。
これほど屋上緑化が注目される前から、街づくりを通じて都市緑化を継続的に推進してきた森ビル。森ビルのオフィスがある六本木 ヒルズにも、毛利庭園やけやき坂通りなど、身近に豊かな自然を感じられる場所がありますが、都心にありながら四季のうつろいを日々感じられるのは、とても すてきなことですね。
なお、今回の受賞に関連し、4月22日(火)には明治記念館で授賞式が行われる予定です。

垂直の庭園都市を実現したアークヒルズ

アークヒルズの屋上庭園

六本木ヒルズの屋上庭園

六本木ヒルズの屋上庭園での田植え
森ビルの都市づくり:環境への取組み
ニュースリリース:「緑の東京募金」への協力で「知事賞」を受賞
【地球環境大賞 その他の受賞者】
大賞:TDK株式会社
経済産業大臣賞:株式会社リコー
環境大臣賞:イオン株式会社
文部科学大臣賞:株式会社神戸製鋼所
日本経済団体連合会会長賞:東海旅客鉄道(株)/西日本旅客鉄道(株)
フジサンケイグループ賞:キヤノン株式会社
フジサンケイ ビジネスアイ賞:株式会社再春館製薬所
地球環境会議が選ぶ優秀企業賞:松下電器産業株式会社
地球環境会議が選ぶ優秀企業賞:電源開発株式会社
環境地域貢献賞:宮城県石巻工業高等学校