ヒルズ街育プロジェクトは、次世代を担う子どもたちに街の魅力や街づくりのノウハウを伝えながら、子どもたちと共に未来の街について考える親子向け体験活動プログラムです。当社が街づくりにおいて大切にしている「安全・安心」「環境・みどり」「文化・芸術」をテーマに、2007年以降の15年間で、延べ約550回開催し、約16,000名の親子の皆さまにご参加いただいています。

今年の夏、新たな中期探求プログラムとして、『みらまちキャンプ』を初開催しました。『みらまちキャンプ』は、オンラインとオフラインを併用し全5回、総合的かつ継続的に、子ども同士のコミュニケーションも促進しながら、共に未来の街づくりについて考える中期探求プログラムです。
参加した子どもたち約20名は、少人数のグループを結成し、子どもたちがお互いに意見を出し合い、多様な意見を取り入れたうえで、自分たちの力でアイデアをかたちにしていくステップを踏んでいきました。

この度、『みらまちキャンプ』に参加した子どもたちが制作した「未来の街」の模型作品を六本木ヒルズ内に展示します。

ヒルズ街育プロジェクト『みらまちキャンプ』作品展示概要

• 期間：10月7日（金）～10月16日（日）11:00～21:00
• 場所：六本木ヒルズ森タワー2階　総合インフォメーション前

ヒルズ街育プロジェクト『みらまちキャンプ』とは

「安全」「環境」「文化」をテーマに学び、グループワークで「未来の街」を表現

オンラインプログラムでは、「緑に溢れた街づくり」や「災害に強い安心・安全な街づくり」などについて、森ビル社員が務める講師とともに学習。さらに、オフラインプログラムでは、普段は入ることのできない六本木ヒルズの備蓄倉庫の探検や、森美術館でアートに触れることなどを通じて、街づくりの醍醐味や奥深さなどを体感しました。そして、これらの学びを活かして、グループで協力しながら、「より良い未来の街」のアイデアを模型作品として表現しました。

街づくりを体感することで、新たな発見や気づきにつなげる

プログラムに参加した子どもたちからは、「街について学んだり考えたりして、自分の街の良さに気づくことができた」「自分の頭で『こんな街になればいいなぁ』と考えて、実際に形にすることをこれからも続けたい」「今までなんとも思わなかった近所の街がまるで美術館のように見えてきて楽しい」などのコメントがあり、プログラムを通じて街づくりを楽しみながら学び、新たな発見や多くの気づきを得ることができました。

プログラム詳細

『みらまちキャンプ』は、オンラインプログラム2回、オフラインプログラム3回で構成されています。オンラインプログラムでは、クイズやチャットによる質問コーナーなどを活用した双方向コミュニケーションや、事前に自宅に送付される「ヒミツのキット」を使ったりしながら、オンラインでありながらも自分の手で触れることのできる体験学習として進行しました。一方、オフラインプログラムでは、六本木ヒルズを探検したり、森美術館でアートに触れたりしながら、街づくりの醍醐味を体感。プログラムの最後には、グループごとにアイデアを発表しました。

• オリエンテーション＆六本木探索ワークショップ（現地開催@六本木ヒルズ）
  「より良い未来の街づくりについてのアイデア探し」をテーマに、チームごとに六本木ヒルズを探検しました。
• 自然とともに暮らせる街について学ぼう！環境とみどりのヒミツ探検ツアー（オンライン開催）
  「環境とみどり」をテーマに、都心におけるみどりの大切さ、みどりを増やす街づくりについて学びました。また、自分の街にあるみどりや身近に暮らす生きものにも目を向けて、街づくりにおける「環境とみどり」の大切さについて考えました。
• 文化とともに暮らせる街について学ぼう！アートのヒミツ探検ツアー（現地開催@森美術館）
  アートの専門家である森美術館スタッフとともに、開催中の「地球がまわる音を聴く」展を鑑賞。ワークショップを通じて、人と自然の関わりに思いをめぐらせ、「アート」を取り入れた街づくりなどについて考えました。
• 震災対策を学ぼう！安全と安心のヒミツ探検ツアー（オンライン開催）
  「地震」をテーマに、自分の住んでいる街、学校や家などの身近な建物、そして日々の備えという3つの視点で、「安全・安心のヒミツ」を探りました。
• 未来ソウゾウワークショップ&発表会（現地開催@六本木ヒルズ）
  プログラムの集大成として、グループで議論してきたアイデアを模型としてかたちにし、発表しました。

森ビルは、引き続き、次代の都市づくりを担う子どもたちと共に学びながら、都市の未来、東京の未来を切り拓いてまいります。

ヒルズ街育プロジェクト