森ビルは、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた独自の取り組みとして、当社が管理・運営するアークヒルズ、六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズなどの「街」や施設を対象とした、「ヒルズみんなのルール」を策定しました。
当社は、「都市を創り、都市を育む」の理念のもと、長年にわたり、ハードとソフトの両面において一体的な都市づくりを進めてまいりました。2003年に開業した六本木ヒルズでは、多様な施設が集積し、多様な人々が集うヒルズを、「一つの街」として一体的に運営するタウンマネジメントの仕組みを確立。長年にわたって築いてきた、住み、働き、集う、様々な人々との絆をベースとして、街全体で災害対策や文化発信などに取り組んでまいりました。
また、当社は「都市の本質とは、そこに集う人々と、その暮らしにある」と捉え、都市に集う人々が安全・安心に暮らし、健康でいられるような都市づくりを、課題の一つとしてきました。
新型コロナウイルスの感染拡大防止にあたっては、3つの密(密閉・密集・密接)を避けて、フィジカルディスタンスを確保することが重要とされており、都市の安全は、一人ひとりの個人や、一つひとつの店舗や施設の行動に委ねられています。
こうした現状を踏まえて、このたび、「ヒルズみんなのルール」を策定し、運用を開始することといたしました。施設の運営者として、当社が都市の安全確保に向けた新たな施策を取り入れると同時に、住み、働き、集う、全ての人々と力を合わせて互いを守りあっていく。「ヒルズみんなのルール」を起点として、「新しい日常」における安全とサービスのバランスについて、街に関わる全ての人々と共に考え、街を挙げて実践してまいります。

六本木ヒルズなどの街に掲示するポスター

※施設により実施内容が一部異なります。
「ヒルズみんなのルール」概要
■みんなで守るルール(一人一人の皆様にお願いする事項)
- フィジカルディスタンスの確保
- マスクの着用
- 消毒・手洗い
■ヒルズの取り組み(施設管理者が取り組む事項)
- エレベーターの乗車ルール
・フィジカルディスタンスの確保
・マスクの着用および会話の自粛 - 一部施設でのお客様への検温実施
- 街の清掃・消毒/入口での消毒液設置
- 適切な換気
- スタッフの出勤前の検温・体調管理
- タッチレス会計/コイントレイの設置