六本木ヒルズでは省エネルギー型冷却システム「ドライミスト」が稼動しています。

「ドライミスト」は、ノズルより噴霧される超微細な水滴を気化させることによって、噴霧エリアの気温を約2~3℃低下させる効果があります。噴霧されたミストは非常に微細なため完全に気化し、衣類や肌が濡れる感覚はほとんどありません。また、消費電力量はエアコンの約1/25(※)と環境負荷も小さく、次世代の省エネルギー型冷却装置として注目されており、夏季の都市におけるヒートアイランド現象を緩和する効果も期待されています。
※稼動実績に基づき、消費電力量を当社にて検証

訪日外国人が増加するなか、ヒートアイランド現象や異常気象による酷暑は、東京全体の大きな課題として、対応が求められています。六本木ヒルズの「ドライミスト」は、こうした課題解決の一助となるべく設置されたもので、一昨年行われた設置エリア拡大工事は、東京都が行う「クールスポット創出支援事業」にも認定され、噴霧エリアが4倍に拡大しました。
引き続き、六本木ヒルズを訪れる人々に涼しい一時を提供しつつ、東京都市部での暑さ対策に貢献してまいります。

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六本木ヒルズ66プラザの「ドライミスト」

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ノズルから噴霧される超微細な水滴