5月18日、六本木ヒルズ「けやき坂コンプレックス」の屋上庭園で17回目となる「田植え」イベントを開催しました。田植えには、六本木ヒルズにお住まいの方や、オフィスにお勤めの方とそのご家族など約170名が参加し、ぬかるんだ田んぼに素足で入り、素手で苗を植えつける日本の伝統的な稲作文化をご体験いただきました。

地上45m、映画館などが入る「けやき坂コンプレックス」の屋上庭園(通常非公開)では、「都心の真ん中で、日本の農の風景を再現しよう」との思いから、水田や畑を設け、田植えや稲刈り、餅つきなど、様々なコミュニティ活動を行っています。2006年からは、東京から地方の魅力を発信すべく、岐阜県、福井県、青森県などとコラボレーションを展開。毎年異なる地域のお米や野菜を育てています。
今年は、2014年度以来2度目となる宮城県とコラボレーションし、宮城県の新しいブランド米「だて正夢」を栽培します。

田植えイベントの様子
初夏の陽射しと六本木ヒルズ森タワーを背に、子どもたちは冷たい田んぼに足を踏み入れ、少しずつ手渡される苗を植え付けました。初めは恐る恐る足を踏み入れていた子どもたちも、しだいにお父さん、お母さんの手を引っ張って積極的に田んぼの中を歩き進み、初めての稲作体験を楽しみました。田植えの順番を待つ間は、屋上庭園に立派にそびえたつ木によじ登ったり、田んぼの隣にある池でカエルを観察したりと、都市の中の自然を存分に味わいました。

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都会の真ん中で稲作文化を体験

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親子で一緒に田植えを楽しむ

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屋上庭園で木登りに挑戦

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田んぼの隣の池でカエルを観察

六本木ヒルズでは、都市における緑化推進や都市の自然をより身近に感じてもらうことを目的に、屋上庭園を舞台に様々な取り組みを行っています。今後もお米や野菜作り、動植物の観察などの体験を通して日本の食文化や伝統文化に触れ親しむこと、環境や食育などを考えるきっかけ作りをお手伝いしてまいります。

六本木ヒルズ:屋上庭園の取り組み