6月17日(日)に六本木ヒルズで「みなと防災フェスタ」を初開催しました。
区民の約8%にあたる約2万人もの外国人が居住する港区エリア全体の防災力向上を目的として、全16種類の体験や展示コーナーを設置。
港区国際防災ボランティア(※1)による英語での解説に加えて、近年全国の自治体でも導入が始まっている「やさしい日本語(※2)」を用いて、震災対策や防災に関する参加者の意識の向上と基礎知識の習得を目指し実施しました。

当日は、2018年に運用開始されたばかりのヘッドマウントディスプレイを装着した、地震・火災・風水害の災害を疑似体験できる最新鋭の「VR防災車」も登場。
参加者からは、「防災に対する知識を得ることができた。実際に災害が起きた場合も、混乱せずに行動ができるようになるため、とても有益だと感じた(フランス人・男性)」「さまざまな災害の疑似体験ができるため、とても勉強になった(デンマーク人・女性)」などの感想を頂きました。

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最新鋭のVR防災車

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4Dで災害を疑似体験

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AED体験

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初期消火体験

当社は、「逃げ出す街から逃げ込める街へ」をコンセプトに、引き続き、港区をはじめ、大使館や、インターナショナルスクールなどの近隣関係機関とも連携し、外国人にとっても安全・安心な街づくりを推進してまいります。

※1 港区国際防災ボランティアとは
外国人区民等への災害情報の提供及び円滑な支援体制整備を目的に、港区が募集する有事の際の通訳ボランティア。
※2 「やさしい日本語」とは
1995年の阪神・淡路大震災の際に、多くの外国人に対して避難所の場所などの情報が伝わらなかったことがきっかけとなって考案。2011年に発生した東日本大震災でも改めて注目を集め、現在では災害時のみならず、平常時の行政からの情報発信にも採り入れられています。