今年も「六本木アートナイト」が、9月30日(土)から10月1日(日)にかけてオールナイトで開催されました。
東京文化発信プロジェクトの一環として8回目を迎えた「六本木アートナイト 2017」は、六本木の街を舞台にした一夜限りのアートの饗宴です。2016年の開催では、延べ63万人(全プログラムの延べ鑑賞者数)が来場し、東京を代表するアートイベントとして世界からも注目を集めています。

今回のテーマは「未来ノマツリ」。メインプログラム・アーティストは、写真家・映画監督として幅広く活躍する蜷川実花氏です。いまやその人気は海外にも拡大し、特にアジアの国々では多くのファンを獲得。写真集や、雑誌その他のメディアでの露出はもちろんですが、台湾、香港、マレーシアなどでは展覧会も開催され多数の観客を集めています。

また、今回は初の試みとして、東南アジアにゆかりのある日本人アーティストや、現代アートに沸く東南アジアより注目アーティストを招聘して様々な人々と協働しながら作品を制作・発表するプロジェクト「東南アジア・プロジェクト」も始動。東南アジアのアーティストが“祭”をテーマに地域のコミュニティメンバーと協働して作品を制作、「六本木アートナイト」本番で作品を発表しました。
国内外で活躍する気鋭のアーティストが集結し、夢のような一夜が繰りひろげられました。

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六本木アートナイト2017 テーマ:「未来ノマツリ」
「祭〈マツリ〉」という言葉から、どのようなことをイメージされますか。
一般的には「感謝や祈り、慰霊のために神仏および祖先をまつる行為」と定義されていますが、近年は音楽フェスティバルやアートフェアも広く祭と位置付けられています。
共通しているのは、人々が集い非日常的な体験を共有し、文化を未来へ伝えること、つまりひとつのコミュニケーション・プラットフォームと言えるでしょう。
今年の「六本木アートナイト 2017」は、アジアを中心に世界中から彩り豊かなアートやパフォーマンスが集まり、新しくクリエイティブな「未来ノマツリ」を目指します。

六本木アートナイト 2017:http://www.roppongiartnight.com/2017/