森ビルは「Vertical Garden City(立体緑園都市)」のコンセプトのもと、開発を通じて生まれたオープンスペースや建物の屋上を積極的に緑化し、量はもちろん、質にも配慮した緑豊かな街の実現を目指しています。都心部における緑化の推進は、鳥などの生き物にも住みやすい環境を提供します。緑がきれいなこの季節、ヒルズでは、さまざまな野鳥や草花が観察できます。

この時期ヒルズの緑地でみられる野鳥や草花をご紹介!

六本木ヒルズやアークヒルズなど、再開発によって創出されたヒルズの緑地では、繁殖期であるこの時期、運がよければヒヨドリ、メジロ、オナガ、キジバトが営巣、子育てをしている姿が見られます。ほかにも、都心ではなかなか見ることのできないヤマガラや、水辺を好むハクセキレイを見ることができます。
また、青や白系の初夏の花が見ごろを迎えており、六本木ヒルズ 毛利庭園ではハナショウブ、アークヒルズ スペイン坂ではヤマアジサイ、虎ノ門ヒルズ オーバル広場周辺ではツユクサといった花々が、街の景色に清涼感を与えています。

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各施設における緑化の取り組み

アークヒルズ
日本初の民間による大規模再開発事業として1986年に誕生したアークヒルズは、都市緑化の先駆けとして都市と自然の共生を具現化し、4つの庭「アークガーデン」を中心に都市の生態系を育んでいます。また歳月とともに植物は順調に育っており、都市の「緑比率」も年々上がっています。

愛宕グリーンヒルズ
愛宕山の豊かな自然と、オフィス、住宅の2つの高層タワー、3つの寺院などの建築物が融合する愛宕グリーンヒルズ。皇居や日比谷公園から続く緑の軸を、愛宕山を介して芝公園につなぐことを視野に入れて設計、既存の斜面緑地の地形や植生を維持するよう計画されています。

六本木ヒルズ
六本木ヒルズでは、六本木という都市の中心部にありながら、毛利庭園を中心に豊かで質の高い「みどり」を保全しています。緑地を利用したワークショップや見学会、植物の植替えなども実施し、イベントやコミュニティー活動を通じて、緑地空間の大切さを知ってもらう取り組みも行っています。

虎ノ門ヒルズ
立体道路制度を活用して生まれた人工地盤上に広がる約6,000m²のオープンスペース。虎ノ門ヒルズでは、都心のオアシスとして機能する広大な芝生広場をはじめ、心地よい小川のせせらぎ、季節の風情を楽しめる緑が随所に施され、人が集まり憩うことができる豊かな都市空間を形成しています。

今後も、都心の緑化を推進し、東京が鳥などの生き物にとっても住みやすい環境になるよう街づくりを推進してまいります。