5月28日、六本木ヒルズけやき坂コンプレックスの屋上庭園で14回目となる「田植え」イベントを開催しました。
田植えには、六本木ヒルズの居住者やオフィス・店舗にお勤めの方とそのご家族など約140名が参加し、ぬかるんだ田んぼに素足で入り、素手で苗を植えつける日本の伝統的な稲作文化を体験いただきました。

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都会の真ん中で稲作文化を体験

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「霹靂」の画数当てクイズに盛り上がる会場

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池のカエルはお子様たちに大人気

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屋上に広がる「農」の風景

地上45m、映画館などが入る「けやき坂コンプレックス」の屋上庭園(通常非公開)では、「都心の真ん中で、日本の農の風景を再現しよう」との思いから、水田や畑を設け、田植えや稲刈り、餅つきなど、様々な六本木ヒルズのコミュニティ活動を行っています。2006年からは、東京から地方の魅力を発信すべく、新潟市、仙台市、福島県などとコラボレーションを展開。毎年異なる地域のお米や野菜を育てています。
今年は、年間を通じて青森県とコラボレーションし、日本穀物検定協会の食味ランキングで2年連続最高評価の「特A」を取得しているうるち米「青天の霹靂」と青森県特産野菜の枝豆を栽培します。

田植えイベントの様子
28日には、ぬかるんで少し冷たい田んぼに足を踏み入れ、少しずつ手渡されるうるち米の苗を植え付けました。積極的に田んぼに入り、重たい足を前に進めていくお子様がいる一方、恐る恐る足を踏み入れ立ち尽くすお子様も。初めての田んぼ体験にその反応も様々でした。
田植えの順番を待つ間は、屋上庭園に広がる芝生を駆け回ったり、田んぼの隣にある池のカエルをつかまえたり、都心ではなかなか味わう事のできない自然体験を存分に堪能しました。
会場には青森県産品PRキャラクター「決め手くん」も登場。青森県の安心安全でおいしい県産品をPRにやってきた「決め手くん」に、最初は遠くで様子を見ていた子どもたちも徐々に距離を詰め、一緒に遊んだり、記念撮影をして楽しみました。
参加者からは、「こんな都会の真ん中で田植えができるとは思っていなかった」「ビルの屋上にこんなにたくさんのカエルがいるとは驚いた」などの感想をいただきました。

近隣小学校との連携で、広がりゆくコミュニティ
昨年に引き続き、近隣の小学校である港区立南山小学校の課外授業用として、専用の田んぼで約1年間かけ青森県産のもち米「あかりもち」を栽培します。今後も継続的に地域コミュニティにおける子どもの学習機会を提供してまいります。