この度、弊社前代表取締役会長 故 森稔が、高層ビル・都市居住協議会(Council on Tall Buildings and Urban Habitat/本部シカゴ、以下CTBUH)より、生涯にわたり高層ビルや都市環境の進歩に類まれな功績を残した個人に贈られる「リン・S・ビードル賞」(Lynn S. Beedle Lifetime Achievement Award)を受賞しました。

本賞は、これまでにロンドンのスイス・リ本社タワーやニューヨークで建設中の2ワールドトレードセンターなどの設計で知られるノーマン・フォスター卿、クアラルンプールのペトロナスツインタワーや愛宕グリーンヒルズなどを手掛けたシーザー・ペリ、六本木ヒルズ森タワーや上海環球金融中心などで名高いウィリアム・ペダーセンをはじめ、世界を代表する著名な建築家やデベロッパーが受賞しています。なお、日本人による本賞の受賞は今回が初めてです。

11月12日、米国シカゴで開催された授賞式には約300名の招待客が出席、CTBUHのデヴィッド・マロット会長より、当社取締役森佳子にトロフィーが授与されました。また、授賞式に先立ち開催されたシンポジウムでは、副社長の森浩生が森稔の功績につきプレゼンテーションを行いました。

受賞理由 (CTBUH会長 デヴィッド・マロット氏 コメント)
私たちは、ヴィジョンを持って世界をかたちづくることができる特異な才能に、稀に出会うことがあります。森稔は、まさしくそのような才能を兼ね備えた人物でした。
彼は、建築を人々の営みの舞台と捉えていました。私たちは、そんな彼のレガシーである「ヴァーティカル・ガーデンシティ」(ビジネスや文化、環境が一体となった都市の住まい方)が、森ビルや彼の影響を受けた人々によって継承されていることを高く評価します。

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授賞式:左)弊社取締役 森佳子、
右)CTBUH デヴィッド・マロット会長

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シンポジウム:弊社副社長 森浩生による
プレゼンテーション

ヴァーティカル・ガーデンシティ
森稔「挑戦する都市」
高層ビル・都市居住協議会(Council on Tall Buildings and Urban Habitat)※英語のみ