東日本大震災から4年となる2015年3月11日、森ビルおよび六本木ヒルズ自治会の共催による「六本木ヒルズ総合震災訓練」を実施し、住民やオフィスワーカー、近隣小学校の生徒など約900名が参加しました。
今年で12回目を迎える震災訓練では、「街ぐるみの防災体制の整備」と「自助と共助の育成」を目的に、応急手当や心肺蘇生・AED操作、消火器を使った消火活動などの体験訓練や、麻布消防署の協力による大規模デモンストレーションなどが行われました。
また、同日には、外国人も多く居住する六本木ヒルズレジデンスをはじめとした「MORI LIVING」の安全・安心の取組みについて紹介する報道関係者向けの説明会も開催しました。

外国人居住者にも対応した森ビルの住宅ブランド「MORI LIVING」の安全・安心の取組み

東京が国際都市を目指す上で、外国人の方が日本人と同様の安全・安心な生活を送れることは必要な要件です。
「MORI LIVING」では安全・安心の取組みとして、最高レベルの耐震性能を備えた建物、中圧ガスによる自家発電といったハード面はもちろん、災害用井戸による生活用水の確保、非常用食料や水の備蓄(3日分)、フロントスタッフなどによる各住戸への安否および被害状況確認、当社オリジナルの「エマージェンシーキット」の無料配布など、ソフト面においても各種対応を行っています。
また、外国人居住者の皆さんも日本人と変わらぬ環境、安心感をもって過ごしていただけるよう、有事の際も日常と同様にバイリンガルのフロントスタッフが応対するほか、避難経路や震災備品の説明書、消防訓練などの防災イベントといった居住者に対して発する情報は、いずれもバイリンガル対応を基本としています。
さらに、地震大国で育ってきた日本人と比較し、地震に対する耐性や知識が少ない外国人の方に、震災対策設備の見学ツアーを開催したり、主なレジデンスのロビーに建物の耐震方式を表した模型を設置するなどして、弊社の地震対策への理解や地震に対する知識のサポートにも取り組んでいます。

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震災訓練には約900名が参加

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当社オリジナルの「エマージェンシーキット」

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麻布消防署の協力によるデモンストレーション

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消火器を使った消火活動