東日本大震災から3年目となる2014年3月11日(火)、六本木ヒルズでは、森ビル株式会社および六本木ヒルズ自治会の共催による大規模な震災訓練を実施いたしました。
訓練には、六本木ヒルズの街に関わる住民やオフィスワーカー、店舗の従業員をはじめとする約850名が参加。街全体での防災体制の整備や、震災時における「自助」「共助」の意識向上を目指し、被災時を想定した応急手当てや炊き出し、消火器を使った消火活動などを行いました。
また、麻布消防署の協力により、地震による火災発生時の傷病者救出活動の大規模デモンストレーションも実施いたしました。

■体験訓練内容:
起震車体験、煙体験、心肺蘇生訓練・AED操作、応急手当、消火器訓練、救急搬送、ロープワーク、震災井戸説明、非常食試食体験(炊き出し)、備蓄品配布

140311_1.jpg

心肺蘇生訓練・AED操作

140311_2.jpg

応急手当

140311_3.jpg

ロープワーク

140311_4.jpg

備蓄品配布

「逃げ出す街」から「逃げ込める街」へ

森ビルでは、被災時における居住者・テナント・来街者・周辺地域住民の安全確保や、建物機能の早期回復等に重点をおいた震災訓練をこれまで定期的に実施してまいりました。また、非常時の連絡訓練、全社員の救命講習受講(救命技能認定証の取得)、管理職社員の平日夜間・休日宿直制度など、震災支援をより迅速に行うための体制を整備しています。
さらに六本木ヒルズでは、災害時に「逃げ出す街」から、「逃げ込める街」を目指し、災害に強い街づくりを実現してきました。ハード面の対策として、各建物における最良の耐震技術を採用しており、大型の地震が発生した際、建物機能はもとより都市機能を維持します。また、地区内では災害用井戸や非常用発電システムの整備、非常用食料の備蓄など、災害時の備えに万全を期しています。

森ビルの安全・安心に対する取組み