森美術館では、9月1日(日)まで、六本木ヒルズ・森美術館10周年を記念して「LOVE展:アートにみる愛のかたち」を開催しています。

2003年、森美術館は、全ての人にとって大切な「幸福」をテーマに、開館記念展「ハピネス:アートにみる幸福への鍵」を開催しました。それから10年、10周年を記念する本展では、幸福に続く普遍的なテーマとして、人間の根源的な希求であり、古今東西、あらゆるジャンルの芸術家たちに多彩なインスピレーションを与え続けてきた「愛」に注目します。
恋愛、家族愛、人類愛など、生を育む愛はその平和的・肯定的イメージの反面、執着や嫉妬、憎しみや恨み、敵対心などの感情を呼び起こす複雑さをはらんでいます。さらにインターネットなどの新しいテクノロジーが発展した今日では、バーチャルな愛や個々人の新しいつながりが生まれ、愛は、さらに多様な広がりをみせています。
展覧会の会場は、「愛ってなに?」「恋するふたり」「愛を失うとき」「家族と愛」「広がる愛」の5つのセクションで構成され、時代や地域を超えて選ばれた美術史を彩る名作、意欲的な新作を含む約200点を通して、複雑で変化に富んだ愛の諸相を考察できるようになっています。
夏終わりに、アートを通して、あらためて人とのつながり、愛の多様性と可能性について考えてみてください。

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ロバート・インディアナ《ラブ》1966年
インディアナポリス美術館蔵

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マルク・シャガール《町の上で、ヴィテブスク》1915年
ポーラ美術館蔵

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草間彌生《愛が呼んでいる》2013年
 

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《初音ミク》Illustration by KEI
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