5月25日、開業10周年を迎えた六本木ヒルズで11回目となる「田植え」イベントを開催しました。
青空のもと、田植えには、六本木ヒルズ在住・近隣のご家族をはじめ、六本木ヒルズのオフィス・店舗にお勤めのご家族など計125名の方が参加、ぬかるんだ田んぼに素足で入り、素手で苗を植えつけるといった、日本の伝統的な稲作文化を体験いただきました。

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都会の真ん中で稲作文化を体験

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なれない植え付けにとまどいながらも楽しそう

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新潟の郷土芸能「万代太鼓」を披露

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屋上では蛙も元気に育ってます

地上45m、映画館などが入る「けやき坂コンプレックス」の屋上庭園(通常非公開)には、「都心のど真ん中で、日本の農の風景を再現しよう」との思いで、水田や畑を設け、田植えや稲刈りなど、様々な六本木ヒルズのコミュニティ活動を行っています。
また、数年前からは、都市から地方の魅力を発信する手助けにもなればと、福井県、三重県、京都といった各地方とのコラボレーションを展開。毎年ことなる地域のお米や野菜を育てています。
今年度は、「六本木×新潟 にっぽんの旬をつくるプロジェクト(※)」と題し、年間を通じて新潟市とコラボレーションした様々なイベントを展開してまいります。栽培する米は、新潟を代表する品種「コシヒカリ」(うるち米)、「こがね餅」(もち米)のほか、屋上庭園「田植え」イベント初めての取り組みとして、“酒米”を作付けしました。品種は、東の名酒米とも称される、新潟県が生んだ「五百万石」(酒米)。
今年の9月に開催予定の稲刈りイベント後、今回農業指導していただく杜氏 田沢 勝氏の手により、日本酒に仕込んでいただく予定です。
また、田んぼの隣にある畑には、新潟市特産野菜“新潟茶豆”(えだ豆)の苗を植えました。

新潟の郷土芸能「万代太鼓」を披露
当日は、太鼓と笛を5人組で演奏する、新潟の郷土芸能「万代太鼓」も披露されました。
「万代太鼓」は、昭和43年、第14代新潟商工会議所会頭・和田閑吉氏の「新潟まつりに新たな和太鼓を」という強い希望により取り入れられ、以来、新潟の郷土芸能として成長してきたものです。
屋上庭園に響き渡る太鼓の演奏は、子供たちの心も惹き付けていました。

※「六本木×新潟 にっぽんの旬をつくるプロジェクト」
六本木ヒルズと新潟市は、多様な職業・国籍を持つ方が集まり、国内外にも高い発信力を有する東京・六本木において、公益財団法人 新潟観光コンベンション協会と連携して、新潟の魅力発信の行う「六本木×新潟 にっぽんの旬をつくるプロジェクト」を1年間実施します。