六本木ヒルズ内にある江戸時代の大名屋敷のなごりを今に伝える広大な日本庭園「毛利庭園」で、カルガモが子育てを開始している様子が確認されました。当社では、例年、カルガモの姿を確認すると同時に、毛利庭園内に餌場を用意し、子ガモの成長を来街者の皆様とともにやさしく見守っています。

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4羽の子ガモと親カモ

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餌場を設けた毛利庭園

都心で緑豊かな自然を体感できる「毛利庭園」
本格的な回遊式の日本庭園である「毛利庭園」は、4,300平方メートルという広大な敷地に、池を中心に、滝、渓流、川のせせらぎなどの水景や、桜、イチョウといった木々を配し、四季折々に変化する木々や植物の表情を感じながら自由に散策いただけます。
日本庭園様式であるため植栽の密度が高く、鳥にとって安心できる環境があること、在来種を多く植栽するため落葉樹が多いこと、それに伴い虫などのえさが豊富であることなどにより、毛利庭園ではシジュウカラやコゲラもコンスタントに観察されています。なお、2011年には日本鳥類保護連盟主催の「バードピア※」に認定されました。


2003年に国内最大規模の再開発事業として誕生し、今年で10周年を迎えた六本木ヒルズ。
カルガモの親子は、開業翌年となる2004年から毛利庭園でその姿が確認されました。
当社は今後も、街づくり通じて都心の緑化を推進し、東京が鳥などの生き物にとっても住みやすい環境になるよう貢献してまいります。

バードピアとは
バード(野鳥)とユートピア(楽園)を組み合わせた造語。2011年1月より日本鳥類保護連盟(総裁 常陸宮正仁親王)が登録を広める活動を始め、2013年1月23日時点で、計207箇所が認定。当社管理施設では六本木ヒルズのほか、アークヒルズ、愛宕グリーンヒルズ、元麻布ヒルズ、アークヒルズ 仙石山森タワーが登録されています。