急速に変化を遂げるアラブ世界は、生活習慣からアイデンティティに至るまで決して一括りには語れない文化の多様性を持っています。
森美術館で開催中の「アラブ・エクスプレス展」では、約30組のアーティストが、アラブに息づく伝統、信仰、慣習、気候風土に由来する独特の美意識や、人々の日常生活と社会の現実を鮮やかに映し出す、さまざまな表現の作品を紹介します。
現代美術においても、アラブは脚光を浴びています。ここ数年、欧米の美術館ではアラブ現代美術を紹介する展覧会が頻繁に開催されており、アラブ世界においても、ドーハ(カタール)にマトハフ・アラブ近代美術館が開館(2010年)、アブダビ(アラブ首長国連邦)にはルーブル美術館とグッゲンハイム美術館が建設中です。
日本で初めてアラブの現代美術に焦点を当てる本展を通して、世界の注目を集めるアラブ、そしてアラブ美術の今を肌で感じてください。
森美術館「アラブ・エクスプレス展」ウェブサイト
森美術館「アラブ・エクスプレス展」展示風景


