1月17日(月)、森ビル株式会社が管理運営する六本木ヒルズでは、森ビルおよび六本木ヒルズ自治会の共催による震災訓練を実施しました。
この震災訓練は、阪神淡路大震災の教訓を忘れないようにと、毎年1月に実施しているもので、今年で8回目になります。
今回は、住民やオフィスワーカー、テナント従業員など約520名の方々が参加し、各建物からの避難活動、心肺蘇生・AED、応急手当、などを体験訓練。また、麻布消防署の協力により、地震による火災発生時傷病者の効果的な救出活動、救助要領等の大規模デモンストレーションも行われました。
【六本木ヒルズの目指す街づくり ~逃げ込める街~】
六本木ヒルズでは、災害時に「逃げ出すのではなく、逃げ込める街」を目指し、災害に強い街づくりを実現してきました。ハード面の対策として、各建物における最良の耐震技術を採用しており、大型の地震が発生した際、建物機能はもとより都市機能を維持します。また、地区内では災害用井戸や非常用発電システムの整備、非常用食料の備蓄など、災害時の備えに万全を期しています。
さらに、都心部の再開発事業を数多く手掛け、六本木ヒルズの運営に携わる森ビルでは、被災時における居住者・テナント・来街者・周辺地域住民の安全確保、建物機能の早期回復等に重点をおいた震災訓練をこれまで定期的に実施してきたほか、非常時連絡訓練、全社員の救命講習受講(救命技能認定証の取得)、管理職社員の平日夜間・休日宿直制度など、震災支援体制をより迅速に確立するための体制を整備しています。




【実施概要】
■参加者:約520名
六本木ヒルズ自治会構成員(森ビル/商業施設(220店舗)/オフィス入居テナント/グランド ハイアット 東京/テレビ朝日/TOHOシネマズ 六本木ヒルズ/住宅入居者/ハリウッド/妙経寺)、周辺町会、商店街振興組合など。
■訓練内容
<1>自衛消防訓練:火災発生による各建物からの避難活動
<2>体験訓練:
起震車体験/煙体験ハウス体験/心肺蘇生・AED/応急手当/消火器/救急搬送/ロープワーク/震災井戸説明/非常食試食体験(炊き出し)/備蓄品配布 等
<3>消防演習:麻布消防署・森ビル自衛消防隊によるデモンストレーション
1.はしご車による救助活動
2.負傷者救出 避難所にてトリアージ実施
3.麻布消防署、麻布消防団、森ビル自衛消防隊による一斉放水