今年はガリレオ・ガリレイが望遠鏡を宇宙に向けて400年であることを記念し定められた「世界天文年2009」です。それに合わせて、六本木ヒルズ森タ ワー屋上 東京シティビュー「スカイデッキ」で星を眺め、アカデミーヒルズで最前線で活躍中の若手研究者による宇宙に関するセミナーを聞くことが出来る 「六本木天文クラブ」を夏至の6月21日発足しました。

今まで7月7日の七夕観望会、7月22日の日食観測会、そして夏休みセミナー付観望会を開催し、延べ2,200名のお客様にご参加頂き、好評を博している「六本木天文クラブ」ですが、このたび再び平日夜に開催をすることになりました。会社帰りに皆様にも137億光年の宇宙の大きさと星の神秘を感じ、そして若手研究者達の熱意に触れていただくことで『新しい視座』を得ていただけると思います。
ぜひこの機会に一度活動を覗いてみてください。

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「スカイデッキ」は、月の出を楽しむことが
出来る都心の数少ないスポットのひとつ

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天体望遠鏡ではクレーターまで観ることが
できます。感動の声を上げる方も

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国立天文台の開発した宇宙シミュレータ
「Mitaka」によって描き出された土星の姿

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天文セミナーの様子
スピーカー:高梨直紘氏

 

10月6日(火)夜の開催

観望会:中秋の観月会 19:00〜21:00
森タワー屋上「スカイデッキ」では、都心で最も空に近い場所で、秋風を感じながら名月をご鑑賞いただけます。“月の出”を見られるのも高層階からの月見な らでは。仕事を早めに切り上げてぜひスカイデッキへ。天体望遠鏡を設置し、専門家の解説とともに秋の夜空をお楽しみ頂けます。

セミナー:地球をまわるスペースデブリ〜宇宙開発が遺したもの〜 19:00〜20:30
秋の澄んだ空に浮かぶ「月」をスカイデッキで観望した後、「宇宙」に関するセミナーも開催。現在、天気予報やカーナビ、衛星放送、携帯電話など、生活のあらゆる場面で人工衛星が欠かせない一方、宇宙ゴミ問題も顕在化してきました。JAXAで研究の最前線にいる相馬氏によりデブリの現状や私たちの生活への影響などをわかりやすくご紹介します。

土日夜の開催

■10月10日(土)
セミナー:宇宙の灯台〜ハッブルの「宇宙膨張説」のカギとなった宇宙の道しるべ達〜 17:00〜18:30
何万光年もの彼方にある遠くの星の距離を正確に知ること。それは、天文学の中でも最も基礎的な研究にも関わらず、最も難しい研究のひとつです。単純に見えて奥深い宇宙での距離測定、その研究の現場を紹介します。

観望会:月と秋の星座を愉しむ 19:00〜21:00
月齢21.3の月と木星、夏の大三角、白鳥座の二重星アルビレオを望遠鏡を使って観測します。

■10月17日(土)
観望会:木星と秋の星座を愉しむ 19:00〜21:00
新月で空が暗いこの日は星の観測には最適。木星と夏の大三角、白鳥座の二重星アルビレオを望遠鏡を使って観測します。

■10月24日(土)
観望会:ガリレオの夕べ〜木星を見よう〜 19:00〜21:00
世界天文年2009の世界企画のひとつ「ガリレオの夕べ」。およそ400年前にガリレオが望遠鏡で月や木星を見たときの驚きを一緒に体験してみませんか?

■10月31日(土)
セミナー:宇宙のルネッサンス〜宇宙で最初の銀河の誕生はいつか〜 17:00〜18:30
宇宙には光を放つ天体が全く存在しない「暗黒時代」があり、銀河があるとき誕生しました。最初の銀河の誕生がいつだったのか、明らかにする研究の最前線をご紹介します。

観望会:月と秋の星座を愉しむ 19:00〜21:00
月齢12.9の月と木星、夏の大三角、白鳥座の二重星アルビレオを望遠鏡を使って観測します。

期間中毎日開催 10月3日(土)〜31日(土)

展望台 東京シティビュー 中秋の観月会
52階屋内展望フロアには、フラワーアーティスト川崎景太氏によるお月見作品が登場します。海抜250mに広がる5万本のススキの雲海は必見です!(期間 10/3〜12)

秋の『六本木天文クラブ』ウェブサイト