3月28日(土)から29日(日)にかけ「六本木アートナイト」が開催され、六本木の街全体が巨大なキャンパスに変身しました。
「出会い」をテーマに、2009年3月28日(土)の日没、六本木ヒルズアリーナには体長7.2mの巨大ロボット「ジャイアント・トらやん」が登場。「トらやん、起きろ~」の大観衆の声とともに起動。作者のヤノベケンジさんの指示にあわせ、踊り、歌い、そして「トらやん、怒れ~」の掛け声で火を噴くパフォーマンスが繰り広げられ、集まった大勢の観衆からは歓声や拍手が沸きおこりました。
幻想的な光のアート「《GINGA》@六本木」では、1000人の参加者が、光る風船を手に夜の六本木の街をパレード。中谷芙二子さんの手による霧とライトのインスタレーションがほどこされた毛利庭園を通りぬける姿には多くの人がカメラをむけていました。日比野克彦さんのディレクションによる17個の個性的なアートキューブが六本木ヒルズやミッドタウン、六本木の街の中に配され、それらすべてを回るクイズラリーに参加する人も数多く見受けられました。

光る風船を持って66プラザをパレード
平野治朗「《GINGA》@六本木」

多くの人で賑わう毛利庭園。作品:森万里子による
内照式ガラスの大型彫刻作品《プラントオパール》
六本木の様々なシーンにアートの数々が出現し、六本木ヒルズでは、大型のインスタレーション、ライブパフォーマンスが随所に登場しました。Hills Cafe/Spaceでは、アートナイトのインフォメーション&アート×ミュージックカフェが登場。森美術館によるアートなトークセッションやビデオアート上映、J-WAVEとMTVのコラボによる音楽イベントを実施。更にはJ-WAVEによるクラブイベントが行われ、深夜1時を回っているにもかかわらず、DJ KAORIやVERBALのプレイに大勢の若者が熱狂!入場制限を実施するほどの大盛況でした。
このように刺激的なアートプログラムが夜を徹し随所で繰り広げられ、六本木の施設・店舗も深夜営業を行い、夜通しアートと過ごす多くの人たちで街全体が盛り上がりました。
六本木ヒルズ公式サイト「六本木アートナイト特集」
六本木アートナイト公式WEBサイト
日時:2009年3月28日(土)10:00 ~ 29日(日)18:00
主催:東京都、(財)東京都歴史文化財団、六本木アートナイト実行委員会[国立新美術館、サントリー美術館、東京ミッドタウン、森美術館、森ビル(株)、六本木商店街振興組合]