上海環球金融中心は、11月20日に米国シカゴ市で開催された世界高層ビル協会(CTBUH - The Council on Tall Buildings and Urban Habitat)の2008年度優秀高層ビル賞授賞式において、世界各地域の候補の中から選ばれる「世界最優秀高層ビル」に選定されました。

世界高層ビル協会は、高層ビルの企画、設計、建設、運営に携わる専門家間の交流促進を目的として、1969年にアメリカで設立された非営利団体です。同協会では2002年より世界中から優れた高層ビルの設計者を、また2007年より世界中の優れた高層建築を選んで表彰を行っています。今回も世界4地区から以下のプロジェクトが各地区優秀賞として選ばれ、上海環球金融中心は、その中から世界最優秀のプロジェクトに選ばれました。
- 米国地区 ニューヨークタイムズビル(米国・ニューヨーク市)
- 欧州地区 51ライムストリート(英国・ロンドン市)
- 中東/アフリカ地区 バーレーンワールドトレードセンター(バーレーン・マナマ市)
- アジア/豪州地区 上海環球金融中心(中国・上海市)

今回の上海環球金融中心の受賞理由としては、現代の建築技術を総合的に取り入れた構造設計、天と地をモチーフにしたシャープで都会的な意匠デザイン、世界最高となる軒高を実現した新世代の超高層ビルである点等が挙げられました。

同賞選考委員長であるティム・ジョンソン氏のコメント
「世界最高層のビルであり最新鋭の超高層ビル設計の在り方を示している。ビルの構造設計はまさに秀逸以外の何者でもない」
また同賞選考委員会による総括コメント
「アジアは世界の約半数の人口を擁し、かつてない発展を遂げている。人口の集中する都市部では、高層ビルの役割は重要である。このビルは現在の高層ビルデザインの在り方を示している」

イリノイ工科大学のクラウンホールで行われた授賞式には、上海環球金融中心有限公司より総経理の吉村明郎が出席して記念のトロフィーの授与を受けると共に、建物の設計者であるコーン・ペダーセン・フォックス・アソシエイツのユージーン・コーン氏、ウィリアム・ペダーセン氏等と受賞を祝いました。

「グローバルマグネット」というコンセプトのもと、強力な磁力により世界中の情報や人々を引きつけることを目指す上海環球金融中心。アジアを代表する金融センターおよび情報センターである、新たな上海のランドマークに、今後もご注目ください。

上海環球金融中心:http://swfc-shanghai.com/
世界高層ビル協会

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壇上でトロフィーを受け取る吉村はじめ、
上海環球金融中心チーム

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KPFコーン氏、ペダーセン氏とともに
受賞を祝いました

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各地区及び世界最優秀賞の楯と認定証

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吉村による受賞スピーチ