地震により建物の倒壊や土砂崩れが発生した場合や、山間部などで行方不明者がでた場合に、するどい嗅覚や聴覚を駆使して、行方不明者を探し出す「災害救助犬」。救助犬の活動は、災害時の初期の段階での生存者の発見には大変力を発揮すると言われます。その重要性から、阪神淡路大震災をきっかけに、災害救助犬の育成活動を行う団体は増えています。しかし、まだまだ救助犬の数は足りないようです。
全国に数多く存在する団体のうちの一つ、NPO法人日本救助犬協会。登録されている救助犬は、普段はペットとして飼われているごく一般的な犬たちで、救助犬を指導するハンドラーの方も飼い主です。その犬たちが週末になると、いざという時に備えて訓練を繰り返しています。もちろん、訓練には訓練場が必要で、本番を想定した場所で訓練するのが最適です。
そこで、安全・安心の街づくりを企業ミッションに掲げる当社としては、同協会の趣旨に賛同し、六本木ヒルズに隣接する当社所有のビル(共同住宅、店舗)の解体現場にて、同協会主催による瓦礫捜索訓練に協力いたしました。

救助犬14頭とハンドラーの方が集合。犬種やサイズなど様々な犬たちがハンドラーの指示により、素早く瓦礫の中を駆け回り、行方不明者の人を素早く探しだし、ハンドラーに吠えて報せます。この基本的な訓練を積み重ね、立派な救助犬として成長していくのです。
普段なかなか実際に目にすることの少ない救助犬ですが、今回のような活動を通して、広く一般の人に救助犬の存在を知ってもらいたいと思います。

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ハンドラーの指示に従い、捜索を開始します

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訓練活動の様子はテレビの
ニュース番組でも紹介されました

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行方不明者を発見!吠えてハドラーに報せます

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瓦礫の中を果敢に探します

【基本情報】
開催期間:2008.09.27(土) 10:00~17:00
開催場所:六本木6丁目
関連情報:日本救助犬協会