温室効果ガスを吸収し、ヒートアイランド現象の緩和に寄与するものとして、近年ますます注目を集めている都市緑化。アークヒルズは1986年の誕生以来、「都市と自然の共生」を目指して、積極的に施設内の緑化を推進してきた森ビルの都市緑化への取り組みの原点ともいえる街です。そのアークヒルズで、5月4 日のみどりの日にあわせ、子どもたちが五感を使ってみどりを楽しみながら、親子で環境問題について学んでいただくための機会として、小学生を対象とした体験型ツアー「親子で"ヒルズ"のみどり探検ツアー」を初めて開催しました。
これは、昨年8月に実施した「六本木ヒルズの水の"ヒミツ"探検ツアー」に続き、森ビルの環境に対する取り組みをより多くの方に直接知っていただくとともに、未来を担う子どもたちが、環境について楽しみながら学ぶ機会を提供するために企画したもので、港区にお住まいの方々を中心に、保護者24名、子ども25名(※)の計49名にご参加いただきました。
※小学生未満4名、1年生5名、2年生2名、3年生9名、4年生3名、6年生1名、中学1年生1名

ツアーにあたっては、まずアーク・カラヤン広場にてみどりの大切さについて学ぶレクチャーを実施。地球では毎年日本の面積の約1/3にあたるみどりが減っていることや、みどりが大切である理由についてパネルを用いて説明したあと、いよいよみどり探検ツアーを開始しました。今回実施したツアーでは、7つの庭園からなるアークガーデンのうち、サントリーホールの屋上にある「フォーシーズンズガーデン」「ローズガーデン」「ルーフガーデン(中段・上段)」を見学しました。ツアーガイド役の当社社員のあとについて、それぞれのガーデンで五感をつかって楽しむことのできる体験ポイントをまじえながら、都心のみどりを満喫しました。

【ツアーの流れ】
(1)サントリーホール見学
(2)フォーシーズンズガーデン:日本ならではのおもしろい植物の名前を紹介
(3)ローズガーデン:バラのトゲをさわる・ハーブのにおいをかぐ
(4)ルーフガーデン(中段):エディブルフラワー(食用の花)を試食
(5)ルーフガーデン(上段):花摘み体験・ハーブティータイム

あいにくのお天気の中でしたが、多くの参加者の方をお迎えすることができ、また参加した子どものほとんどから「とても楽しかった」「楽しかった」という感想をもらうことができた今回のツアーですが、自然は四季折々のさまざまな表情を見せるもの。当社では、今回開催した「親子で"ヒルズ"のみどり探検ツアー」を、夏や秋といった他の季節にも開催することを検討するとともに、森ビルの環境に対する取り組みやノウハウを社会に還元し、地域住民やこどもたちとともに学びながら、快適な都市環境のあり方を考えていく体験学習ツアーを本格展開したいと考えています。

インフォメーション:親子で"ヒルズ"のみどり探検ツアー開催

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レクチャーの様子

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サントリーホール見学

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ルーフガーデン(中段)

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ルーフガーデン(上段)