「緑の東京募金」とは、東京都が東京湾のごみの島を緑の森につくりかえる「海の森」の整備、潤いある都市景観をかたちづくる街路樹の倍増、子どもたちが大 いに遊び、学べる芝生の校庭をつくる校庭芝生化、花粉の少ない森づくりといった緑化事業に使うために創設したもの。このたびこの募金に多大な協力をした団体・個人に対し、東京都が感謝状を贈呈する制度が創設されました。
去る2月14日、記念すべき第1回の感謝状贈呈式が実施され、森ビルは「知事賞」を受賞いたしました。この感謝状は、緑の東京募金実行委員会が募金額など実績を認知、以下の各区分に応じて推薦を行い、確認・審査を経た後に晴れて贈呈されるものです。
・知事賞 (募金額300万円以上の団体、100万円以上の個人)
・局長賞 (募金額100万円以上の団体、30万円以上の個人)
・特別賞(特に募金への貢献が認められるもの)
贈呈式には弊社取締役社長森稔のほか、社内の募金活動実施に大きく貢献した社員5名が社員代表として出席し、菅原副知事より感謝状をいただきました。森ビルでは、昨年11月から1カ月強の期間、関連会社を含め社内にて、社内システムを使用し募金を呼びかけました。今回の受賞にあたっては、社員の参加による取り組みと、企業としての寄付を組み合わせた「マッチング・ギフト方式(※1)」が、企業および社員(個人)の共同による社会貢献の新たな手法として、非常に意義のある取り組みであったと高く評価されました。
受賞者を代表してあいさつをした森は、森ビルが昭和40年代から「緑と光の豊かな街づくりを。」というスローガンで、環境に配慮した街づくりをすすめていたことを紹介し、開発時には必ず環境保全の視点を取り入れていると説明。また今回の呼びかけで、会社だけでなく社員が率先して募金に協力しようと動いてくれたと話したうえで、社員からの寄付がこんなに多く集まるとは思わなかったと、驚いた様子を見せていました。なお、今回の募金では、森ビル株式会社、関連会社、そして社員からの寄付をあわせて総額643万円を募金しています。
「緑の東京募金」の累計金額は2月12日現在で約5,620万、苗木約56,200本分にあたるそうです。募金に協力された方々のお名前は、「緑の東京募金」のホームページに掲載されています(氏名公表に同意した方のみ)。1人1人が積極的に協力した今回の募金で、未来の東京が少しでも緑ゆたかな魅力的な都市になるといいですね。

感謝状を授与される社長の森と社員代表

受賞者代表あいさつ
その他受賞者は以下のとおり
知事賞:学校法人文化学園
特別賞:アイルランド建築家協会/アイルランド現代美術館協会/韓国建築家協会
環境局長賞:
大和ハウス工業(株)/平和不動産(株)/NPO法人ちんじゅの森/(株)丹青社/アサヒビール(株)/高野伸行氏
※1 マッチングギフト
社員と社員の勤める企業が共同して行う社会貢献活動のことで、1960年代にアメリカのGE社で始められました。全米ではかなり普及していますが、日本ではまだ少ない事例だと言われています。