森ビル株式会社(東京都港区, 代表取締役社長:辻慎吾)が運営する「麻布台ヒルズ ギャラリー」は、2023年10月19日(木)12:00より、開館記念展「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」のチケットを発売します。さらに、スタジオ・オラファー・エリアソン・キッチン(以下SOEキッチン)と本展がコラボレーションするカフェ「THE KITCHEN」を11月24日(金)より麻布台ヒルズ ギャラリー カフェにオープンします。本展のコンセプトやエリアソンの地球環境に対する姿勢を五感で感じられる、食の企画にご注目ください。

オラファー・エリアソンを一層深く理解するための体験は「THE KITCHEN」で。

「食べる」とは何か?
麻布台ヒルズ ギャラリーでは、本展のテーマをさらに体感いただくために、SOEキッチンとのコラボレーションカフェ「THE KITCHEN」を期間限定でオープンします。
「THE KITCHEN」のプロジェクトは、SOEキッチンの提案により、麻布台ヒルズ ギャラリー カフェのチームの一員であるシェフをベルリンのスタジオに派遣したことから始動しました。「食べる」ことに真摯に向き合ったとき、多くの「当たり前」に負担がかかっていることに気づきます。例えば、日本ではオイルやチーズ、小麦粉、ワインなど多くの食材を航空輸入に頼っており、SOEキッチンが大切にする「二酸化炭素排出量の制御」に取り組むうえで課題の一つとなっていました。そこで、日本のオリジナリティを表現しつつ航空輸入の必要がない食材として、日本特有の菌「麹(こうじ)」を用いた調理方法を提案。このアイディアはSOEキッチンとのメニュー開発の鍵となり、環境への影響も考慮しつつ国内の素材を生かした、唯一無二の料理が完成しました。
また、ベルリンでのメニュー開発期間中に、シェフがエリアソンと直接話すなかで、食事を通じた「思いやり」に関する以下の印象的な話がありました。

「人と人の繋がりにおいて、エンパシー(共感)とコンパッション(思いやり)が何よりも大切だと思う。他人のために料理をすることは、もてなしの行為であり、他人を思いやる行為だ。そして食を囲むことは、信頼感を伴うもの。オープンでいて、寛大さをもってゲストを思いやることが大事なんだ。」

「THE KITCHEN」での体験は、SOEキッチンの思想の一端に触れ、わたしたちを取り巻く世界を知る一歩になります。展覧会のみならず、麻布台ヒルズ ギャラリー カフェでのお食事もお楽しみください。

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