森ビル株式会社(東京都港区 代表取締役社長 辻慎吾)は、デジタル分野に特化した世界最大の専門教育機関「ジェネラル・アセンブリー社(米国・ニューヨーク CEOリサ・ルーイン、以下GA社)」とパートナーシップ契約を締結いたしました。当社はこれまでも「ヒルズネットワーク」等を中心とした「都市のDX化」を積極的に推進してきましたが、この度のパートナーシップ契約を機に、ヒルズを舞台とした「DX教育」「デジタル人材育成」と共に、「都市のDX化」を加速してまいります。

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GA社は、2011年の創業以来、世界10ヵ国で、延べ10万人以上に対し、デジタル領域をベースとしたマーケティング、テクノロジー、ビジネス、デザイン等の教育プログラムを提供してきた、世界最大のデジタル人材教育機関です。日進月歩の進化を見せるデジタル分野において即戦力となるデジタル人材を輩出すべく、グローバル企業のCTO(Chief Technology Officer)やCDO(Chief Digital Officer)が定期的にプログラムの内容を監修・更新し、デジタル分野の最前線で活躍する現役のプレーヤーがインストラクターを務めている点が特長です。

デジタル人材不足は東京・日本の大きな社会課題

スイスを拠点とするビジネススクール・IMDの「デジタル競争力ランキング 2021」※によると、日本のデジタル競争力は63ヵ国中29位と低迷しており、内閣官房では日本におけるデジタル人材不足を大きな社会課題と捉え、対策を急いでいます。
当社においては、「街(ヒルズ)」を舞台に、より便利で、より豊かな都市生活・顧客体験を実現すべく、「ヒルズネットワーク」等を中心とした「都市のDX化」を積極的に推進してきましたが、その原動力となるデジタル人材の育成が急務です。また、当社が運営する「インキュベーションセンター・ARCH」(虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー)において、新規業創出に取り組む会員企業を対象にGA社のプログラムを先行開催したところ、大変な好評を博しており、「デジタル人材育成」に対するニーズは今後ますます高まっていくものと思われます。

将来的にはデジタル人材コミュニティの拠点となる「キャンパス」を開設

当社では、2022年4月より、全役員及び社員約150名を対象に、GA社によるデジタル人材育成教育に着手しており、2023年春からは、全社員約1,600名を対象とした「DX教育」を導入します。
加えて、オフィステナントをはじめ、時代を牽引する企業や従業者を対象に、GA社のプログラムの提案・提供を通じたデジタル人材育成支援も実施。将来的には、当社が管理・運営する街・物件内に、デジタル人材コミュニティの拠点となる「キャンパス」を開設すべく、GA社を全面的にサポートすると共に、「都市のDX化」を積極的に推進してまいります。

※IMD「デジタル競争力ランキング 2021

当社は、引き続き、ヒルズを舞台に、多様なプレーヤーが集い、対話し、共創する「場」と「仕掛け」づくりを推進し、東京・日本の社会課題の解決に寄与すると共に、国際都市・東京の磁力向上に貢献してまいります。