森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長:辻 慎吾)は、「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業(以下、「虎ノ門・麻布台プロジェクト」)」の保留床取得資金を使途とする公募形式のグリーンボンド※(森ビル株式会社グリーンボンド)を発行(以下、「本発行」)予定であり、本日10月9日に、本発行に向け社債の訂正発行登録書を関東財務局に提出致しましたのでお知らせします。
(※)国際資本市場協会が定めるグリーンボンド原則の要件を満たすと認められる社債であり、企業や地方自治体等が環境問題の解決に資する事業=「グリーンプロジェクト」に使途を限定して資金を調達するために発行する債券。

1.本発行の目的及び背景

当社は創業以来、変わり続ける時代の中で、「都市を創り、都市を育む」の理念のもと、都市と真っすぐに向き合ってきました。私たちが理想とするのは、様々な都市機能を高度に複合させたコンパクトシティです。住む・働く・遊ぶ・学ぶ・憩う。そのすべてが徒歩圏内に集約された都市をつくることで、多様な人を集める「磁力」となり、その集積のエネルギーがさらなる集積を呼んでいきます。
そして、都心の真ん中で緑豊かなコンパクトシティを実現するために、当社が採用しているのが「ヴァーティカルガーデンシティ」という都市づくりの手法です。細分化された既成市街地を取りまとめて、大きな街区を作り出し、そこに超高層建築を建てることで、足元に緑豊かなオープンスペースを創出することが可能となります。さらに、都市を創るだけではなく、手塩にかけてコミュニティを育んでいくことで、アークヒルズ、六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズなどのように、時が経過しても色あせることなく、むしろその魅力を高めていく、磁力ある都市づくりが可能となります。
当社は長年にわたる都市づくりを通じて、都心部の限られた土地の高度利用を図り、高密度かつ高効率のコンパクトシティを実現することで、地球環境に優しく、安心・安全で、楽しく快適な都市生活を提案してきました。
今般、当社の新たな都市再生プロジェクトである「虎ノ門・麻布台プロジェクト」を通じて、当社が創業以来一貫して取り組んできた都市づくりと、それを通じた地球環境への貢献を、幅広いステークホルダーの皆様により一層認知頂くべく、事業の一部の資金調達において、「グリーン」というメッセージ性を有する「グリーンボンド」を発行することと致しました。

2.本発行の概要

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発行年限 10年(予定)
発行総額 100億円(予定)
発行日 未定
資金使途 全額を「虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業A街区)」の保留床取得資金として充当予定
主幹事 三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、野村證券
Green Bond Structuring Agent 三菱UFJモルガン・スタンレー証券

グリーンボンドとしての適格性については、第三者評価として、ESG評価会社であるSustainalytics(サステイナリティクス)よりセカンドオピニオンを取得しております。