森ビル株式会社は、東京都が創設した「東京都一斉帰宅抑制推進企業認定制度」において、特に優れた取り組みや波及効果の大きい取り組みを実施している企業として、「東京都一斉帰宅抑制推進モデル企業」に認定されました。

30年以内に首都直下地震の起こる確率は70%と言われています。また、東京オリンピック・パラリンピック競技大会が来年に迫り、海外からの来訪者も急増するなか、首都・東京の災害対策は待ったなしです。
東京都は、「東京都帰宅困難者対策条例」に基づき、発災時にはむやみに移動せず、会社内などの安全な場所に留まるよう指導しています。その一環として、従業員の一斉帰宅抑制に積極的に取り組んでいる企業全49社を「東京都一斉帰宅抑制推進企業」として選出し、その中から、特に優れた取り組みや波及効果の大きな取り組みを実施する企業12社を「モデル企業」として認定しました。

従業員の一斉帰宅抑制に留まらず、当社施設全体で約1万人の帰宅困難者を受入れ
当社は、独自の自家発電システムを有する六本木ヒルズに本社を置き、水や食料などの従業員用の災害備蓄品を常時保管するなど、発災時における従業員の一斉帰宅抑制に取り組んでおります。
また、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズでは、港区と「災害発生時における帰宅困難者の受入れ等に関する協力協定」を締結しており、港区とも連携して、定期的に帰宅困難者受入れ訓練を実施しています。
なお、当社が管理・運営する大規模複合施設全体で、約1万人の帰宅困難者受入れが可能です。

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帰宅困難者受入訓練

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六本木ヒルズの備蓄品

森ビルは引き続き、「逃げ出す街から逃げ込める街へ」のコンセプトのもと、行政、関係機関、近隣地域との連携を深め、ハード・ソフト両面において、災害に強い安全・安心な街づくりに取り組んでまいります。