森ビル株式会社が管理運営する「虎ノ門ヒルズ」(東京都港区、2014年6月竣工)が、この度、第58回「BCS賞」(主催:一般社団法人日本建設業連合会)を受賞いたしました。

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「BCS賞」は、「優秀な建築物をつくり出すためには、デザインだけでなく施工技術も重要であり、建築主、設計者、施工者の三者による理解と協力が必要である」という建築業協会初代理事長竹中藤右衛門の発意により昭和35年(1960年)に創設され、以後、日本の良好な建築資産の創出を図り、文化の進展と地球環境保全に寄与することを目的に毎年、国内の優秀な建築作品の表彰を行っています。
この度、虎ノ門ヒルズは、以下の点が評価され受賞にいたりました。

■受賞理由
「虎ノ門地区のまちづくりの核として、新たな付加価値を生み出す超複合積層都市」

環状第二号線の道路事業と一体となった東京都施行の市街地再開発事業であり、立体道路制度を活用し、超高層ビルが幹線道路の真上に屹立している。商業施設、カンファレンス、オフィス、住宅、ホテル、緑地や道路を取り込み、新たな付加価値を生み出す超複合積層都市である。足元に豊かな緑、広場、アトリウムを設け、愛宕山の緑との繋がり、新虎通りとの連続性、そして周辺地域との共存・共営を図り、虎ノ門地区のまちづくりの核となるよう計画されている。

虎ノ門ヒルズは、道路上空に建築物を建てる画期的な手法「立体道路制度」を活用し、東京都施行の市街地再開発事業として環状第二号線の整備と一体開発されました。官民連携による都市開発の象徴的なモデル事業であり、当社が理想の街として掲げる職・住・遊・商・学・憩・文化・交流など多彩な都市機能がコンパクトに集約した「バーティカルガーデンシティ(立体緑園都市)」を具現化したプロジェクトです。

当社は、今後も虎ノ門エリアを真の国際新都心グローバルビジネスセンターへ進化させるべく、「都市をつくり、都市を育む」という考えのもと、虎ノ門エリアの都市づくりを推進する事で、首都東京のさらなる磁力向上に貢献してまいります。