森美術館では現在、フォスター+パートナーズの日本における初の大規模展覧会「フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション」[会期:2016年1月1日(金・祝)~2月14日(日)]を開催しています。
建築家ノーマン・フォスターによって1967年に設立されたフォスター+パートナーズは、世界45カ国で300のプロジェクトを遂行、日本の国宝建築に相当する英国保護登録建築物最上級グレード1の指定等、輝かしい実績を誇る国際的な建築設計組織です。ガーキン※の愛称でロンドン市民に親しまれている《スイス・リ本社ビル》、東西ドイツ統合の象徴としてベルリン観光の中心となった《ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク》など、それぞれの都市を訪れたことがある人なら誰もが一度は目にしたことがある現代建築史上の名作を生み出しています。さらに現在、アップル新社屋、月面の砂を素材に3Dプリンターで制作する月面住宅など建築のイノベーションともいえるプロジェクトに次々と取り組んでいます。彼らは一貫して、「伝統と未来」「人間と環境」といった普遍的なテーマを追求し、革新的なアイデアで建築や都市を創り続けています。
本展は、フォスター+パートナーズを代表するおよそ50のプロジェクトを模型、映像、CG、家具、プロダクト、図面、スケッチなど膨大な資料を通して、その半世紀に及ぶ設計活動を総合的に紹介します。
※ピクルスにするキュウリ
