森ビル株式会社は、この度、当社オフィスビルにおいてテナント退去時に発生する使用済みタイルカーペットを再資源化するシステムを確立いたしました。さらに、エコマーク認定品のタイルカーペットを標準採用することにより、業界で初めて、タイルカーペットの100％リサイクルシステムが実現します。
従来から取り組んでいる未使用廃材の排出をなくす「クォータースケルトン方式」を並行して実施することにより、徹底した環境配慮対策に取り組んでまいります。

未使用廃材の排出をなくす「クォータースケルトン方式」
オフィスの場合、日本では標準仕様の内装を仕上げた状態で引き渡すのが一般的です。しかし、テナントが独自の内装を希望する場合、一度仕上げた標準仕様の内装を撤去するため、当初設置していたタイルカーペット等を未使用のまま廃棄処分せざるを得ません。
天井とカーペットのみ仕上げのない状態で貸室を引き渡す「クォータースケルトン方式」は、テナント入居時に発生していた未使用廃材をなくす当社独自の仕組みです。
入居工事の費用削減や工期短縮に高い効果があるほか、内装選択の自由度向上や、環境への意識が高いテナントのニーズを満たす方式としてご好評をいただいております。

森ビル全オフィスビルにて展開
今後は、今年竣工予定の「赤坂榎坂森ビル」「平河町森タワー」をはじめとして、当社の新築および既存の全オフィスビルにてタイルカーペット100％リサイクルシステムを展開していきます。

【今後完成する主なオフィスビル】