独自開発の情報収集システム「災害ポータルサイト」を4月より本格稼動


森ビル株式会社(東京都港区 代表取締役社長 森 稔)は、地震から風水害、テロまで、各施設の被害状況を迅速に把握し、素早い復旧業務への対応を実現する独自開発の情報収集システム「災害ポータルサイト」を4月より本格稼動しました。

地震や風水害などに遭遇した際、来街者、テナント、社員などの安全を確保するためには、建物の安全性能や物資の準備といったハード面の対策だけでなく、的確に情報を収集し、適切な復旧活動へつなげることが重要です。当社では、2006 年4月より、震災時の各施設の被害状況等が迅速に把握できる、インターネットを活用した「震災ポータルサイト」を独自開発し、運用してまいりました。大地震の際に、ビルの損傷、火災、停電、エレベーターの故障などの被害状況や、現場の管理スタッフの安否状況といった情報を収集するもので、従来はファクスを利用していたためにリアルタイムで把握することが難しかった現場情報を一目でかつタイムリーに把握できるものです。
この度、「震災ポータルサイト」を改良し、小規模の地震によるエレベーター閉じ込め被害や、台風・集中豪雨・大雪・大風といった風水害、テロなどの震災以外の広域同時多発災害にも対応できるよう対象とする災害の範囲を拡大したほか、備蓄資機材の一元管理や、オンラインによる気象情報サービスなどとも連携した「災害ポータルサイト」を開発、4月より本格稼動いたしました。休日・夜間でも、自宅から各ビルの災害情報を共有することが可能であり、また、NTT専用回線によるFAX網も整備し、災害ポータルサイトとの併用により信頼性を高めています。

主な改良点
・対象とする災害の範囲拡大
・備蓄資機材の一元管理
・気象情報配信サービスなどのオンラインサービスの活用

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