森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長:辻 慎吾)が管理・運営する「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が、日本で唯一の総合的なデザイン推奨制度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)の「2024年度グッドデザイン賞(街区・地域開発部門)」を受賞しました。
「グッドデザイン賞」とは、デザインの効果・効用や、デザインが「くらしを、社会を、豊かにしうるのか」という視点から、情報機器、建築、地域の取り組み、生活用品、メディア・コンテンツ等、有形無形を問わず、人によって生み出されるあらゆるものや活動を評価する賞です。「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」は、都市のダイナミズムを感じさせ、人々に刺激やエネルギーを与えるデザインはもとより、街の賑わいを生み出す各種活動や国内外への文化発信が高く評価されました。
建築デザインのコンセプトは「つなげること」
「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」は、地上49階、地下4階、高さ約266m、多用途複合の超高層タワーです。東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅との一体的な開発によって、賑わいあふれる開放的な地下鉄駅前広場や、桜田通り上の幅員20mもの大規模歩行者デッキを整備するなど、地上・地下・デッキレベルの重層的な交通ネットワークによって、エリア全体の回遊性と賑わいを創出しています。建物最上部の情報発信拠点「TOKYO NODE」からは、世界に向けて新たな価値や体験を発信し続けています。
「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」は、世界的な建築設計事務所OMAの重松象平氏が、東京で初めて手がけたプロジェクトで、デザインコンセプトは「つなげること」。低層部に公共性の高い駅前広場を、最上部に情報発信拠点「TOKYO NODE」を設けることで、低層部から上方に向かう人の流れを促進しつつ、タワーと周辺の街がつながり、タワー内外が活性化し、常に多様な賑わいや出会いが醸成される空間を実現しました。また、ファサードデザインは、上部に向かって北側の平面を狭めて、南側の平面を広げるなど、東京の新たなスカイラインの形成にも配慮しています。

森ビル関連施設の「グッドデザイン賞」受賞歴
- 2002年:SUBWAY STATION ENTRANCE -南北線 六本木一丁目駅出入口No.3-(建築・環境デザイン部門)
- 2003年:六本木ヒルズ(建築・環境デザイン部門)
- 2006年:表参道ヒルズ ロゴ(コミュニケーションデザイン部門)
- 2006年:表参道ヒルズ(建築・環境デザイン部門)
- 2011年:壁面緑化システム
- 2013年:アークヒルズ仙石山森タワー(産業・公共領域の建築、施設のデザイン部門)
- 2015年:虎ノ門ヒルズ 森タワー(公共用の建築・施設部門)
当社は、引き続き、「都市を創り、都市を育む」の理念のもと、虎ノ門ヒルズにおける「国際新都心・グローバルビジネスセンター」の形成を通じて、国際都市・東京のさらなる磁力向上に貢献してまいります。