森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 辻慎吾)が、令和4年度「海外における起業家等育成プログラムの実施・拠点の創設事業」の一環として、経済産業省より受託・運営していた米国・シリコンバレー(カリフォルニア州パロアルト市)のスタートアップ育成拠点「Japan Innovation Campus」(以下、当拠点)について、この度、令和9年度末までの受託継続が決定しました。
また、第2期の追加公募により新たなコワーキングメンバー48社も決定し、当拠点の利用企業数は合計約100社となりました。加えて、独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)サンフランシスコ事務所(所長:林揚哲/以下、ジェトロ)と基本協定を締結し、スタートアップ支援の協力体制の構築・強化を推進します。

利用企業100社やジェトロと連携し、さらなるスタートアップ育成とコミュニティ拡大を推進
当拠点は、2023年11月の開業以来、利用する51社のスタートアップ(オフィスメンバー※1 4社、コワーキングメンバー※2 47社)の事業化とビジネス拡大を目指して、約10か月間で計70件以上に及ぶピッチイベントやショーケースイベントなどを開催してきました。2024年6月に実施した第2期公募により、利用企業数は約100社へと拡大。この度の受託継続により、地元に開かれたスタートアップ支援施設として、シリコンバレーのスタートアップエコシステムとの連携をさらに深めながら、引き続きスタートアップ育成に向けた活動を強化してまいります。
また、2024年7月30日にはジェトロと両者の協力に関する基本協定を締結しました。日米のベンチャーキャピタル、スタートアップ支援組織、学術機関等からなるグローバルエコシステムの構築を目指し、当拠点をベースにコミュニティの拡大と入居企業へのビジネスサポートを行います。
当社は、引き続き、多様なプレーヤーが集い、対話し、共創する「場」と「仕掛け」づくりを推進し、日本のイノベーション創出の加速と、スタートアップ・エコシステムの形成、ひいては、国際都市・東京の磁力向上に貢献してまいります。
※1 米国で事業を展開し、グローバルな発展を目指すスタートアップ。本施設のコミュニティの中核的存在を担う企業が対象。拠点内の個室を利用可能。
※2 ステージや領域を問わず、グローバルな事業展開を目指すスタートアップ・ベンチャーキャピタル(VC)・支援機関・起業家など、本施設を定期的に使用する方が対象。週1~2回の頻度で本拠点を利用したい方や、日本国内や米国他州にお住まいで月に1回シリコンバレーを来訪する方など、ワークスタイルに合わせてコワーキングスペースを利用可能。