森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 辻慎吾)は、東京都が都民や事業者に節電協力などを働きかけた「夏のHTT推進期間(2022年7月1日~9月30日)※」における「優良取組企業(全10社)」に選定され、11月25日に小池百合子東京都知事より表彰状が授与されました。
※HTT=電力を(H)減らす、(T)創る、(T)蓄めるの略

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事業者・エネルギープラント・テナントの3者連携によるHTT推進

当社では、2022年6月に政府より発令された「電力需給ひっ迫注意報」を受けて、六本木ヒルズ、アークヒルズ、虎ノ門ヒルズを含む当社が管理・運営する約30施設で、最大70%の屋内照明減灯や建物のライトアップなど演出系照明の消灯など、節電を実施しました。
また、エネルギー効率の高いコジェネレーションシステムを使用した独自のエネルギープラントを保有している点を活かし、六本木ヒルズでは、節電で得られた電力に加え、発電機の出力を通常よりも上げることで生み出した発電余力による電力を日本卸電力取引所に供給。虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーでは、エネルギープラントに加えてビルのテナントとも連携し、電力需要急増時に専用部電力を節電メニューに切り換える「デマンドレスポンス制御」を実施することで、ピーク時の電力ひっ迫を回避しました。
さらに、虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーなど蓄熱槽を有するビルにおいては、夜間電力を利用して蓄熱槽に蓄えておいた冷水を、電力需要の高まる昼間の空調に利用することで、ピークカット・ピークシフトに取り組みました。
こうした事業者・エネルギープラント・テナントの3者連携による節電(減らす)・発電(創る)・蓄熱(蓄める)の取り組みが評価され、優良取組企業に選定されました。

「優良取組企業」選定における主な評価ポイント

  • H(減らす):施設の節電(主要約30施設)
    事業者・エネルギープラント・テナントの3者連携によるデマンドレスポンス制御(虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー)
  • T(創る):エネルギープラントにおける発電余力による電力の市場供給(六本木ヒルズ)
  • T(蓄める):蓄熱槽活用によるピークシフト・ピークカットへの貢献(虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー)

森ビルグループは、引き続き、「都市を創り、都市を育む」の理念のもと、"都市と自然の共生""都市の脱炭素化""資源循環型の都市"を追求し、未来へとつながる持続可能な社会の実現に貢献してまいります。