森ビル株式会社が運営する森美術館(館長:片岡真実)とアカデミーヒルズ(理事長:竹中平蔵)、および一般財団法人 森記念財団都市戦略研究所(所長:竹中平蔵)は、都市とライフスタイルの未来を議論する国際会議「Innovative City Forum 2022(以下ICF)」のプレセッションを2022年11月7日に、本セッションを11月24日に開催します。

ICFは、「20年後の私たちはどのように生きるのか?」という問いを掲げ、「都市とライフスタイルの未来を描く」をテーマに2013年から毎年開催している国際会議です。国内外から科学者、研究者、技術者、アーティスト、デザイナー、企業経営者、ジャーナリスト等、多様な分野のオピニオンリーダーを招聘し、科学技術の進展や価値観の変化等による人々のライフスタイルの変容や、それらを支える基盤である都市の未来について議論を積み重ねてきました。これまでの登壇者数は世界31ヶ国138名を含む総勢411名、参加者数は延べ18,751名にのぼります。

10回目を迎える今回は、「Beyond Transition ~今、起こりつつある未来~」をテーマに、COVID-19のパンデミックによる価値観やライフスタイルの変化、ロシアのウクライナ侵攻等による世界情勢の急激な変化、Web3やメタバース等によるバーチャル空間の進化といった一連の動きを、大きなTransition(過渡期・体制移行)と捉え、このTransitionを超えた先に拡がる都市とライフスタイルの未来について議論します。

11月7日(月)に行われるプレセッションでは、世界的な人口歴史学者のエマニュエル・トッド氏をお迎えし、「現在の世界的危機」と「我々の生きづらさ」の要因を人類学の視点から深掘りし、未来への示唆を得ます。

11月24日(木)の本セッションでは、ICFの集大成として過去10年間の議論を振返りつつ、これから訪れる未来について、プログラムコミッティの竹中平蔵氏、市川宏雄氏、南條史生氏、伊藤穰一氏の4名で議論を展開します。

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エマニュエル・トッド

Innovative City Forum 2022開催概要

  • 会期:2022年11月7日(月)および11月24日(木)
  • 会場:六本木アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階)
  • 主催:森記念財団都市戦略研究所、森美術館、アカデミーヒルズ

森ビルは、引き続き、六本木ヒルズをはじめとした"ヒルズ"を舞台に様々な共同研究や実証実験を重ねながら、都市とライフスタイルの未来を模索し続けることを通じて、国際都市・東京の磁力向上に貢献してまいります。