森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 辻慎吾)は、企業が事業活動で消費する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目指す、国際的な環境イニシアチブ「RE100」に加盟いたしました。森ビルグループ(連結対象)では、脱炭素化社会の実現に向けて、2030年までに事業活動で消費する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目指しており、このたびの「RE100」への加盟を通じて、都市の「脱炭素化」への取り組みをさらに加速させます。

「RE100」(「Renewable Electricity 100%」の略称)は、国際的な環境NGO「The Climate Group」と気候変動に関する情報開示を推進する環境NGO「CDP」によって運営されています。「RE100」の加盟企業は、2050年までに事業活動で消費する電力を100%太陽光・風力・水力・バイオマス・地熱などの再生可能エネルギーで賄うことを目標として定めており、各国で大きな影響力を有する企業が、国際レベルで結集・協働することで、エネルギー移行を加速させるためのメッセージを政策立案者や投資家に対して発信することを目的としています。

森ビルグループでは、事業活動に伴う温室効果ガス排出量を2050年度までにネットゼロとする目標を設定しています。具体的な施策として、再生可能エネルギー電力の導入および再生可能エネルギー設備の安定的な確保等を進めており、スコープ1及び2において2030年度に50%削減(2019年度比)、スコープ3において2030年度に30%削減(2019年度比)、最終的には2050年度までにネットゼロを目標としています。

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Director of Energy at The Climate Group Sam Kimmins氏のコメント
森ビルが、The Climate GroupとCDPが主導する世界的な取り組みである「RE100」に参加されたことを嬉しく思います。2030年までに再生可能エネルギーによる電力供給を100%実現することを約束することで、森ビルは気候変動対策においてリーダーシップを発揮しています。また、日本の「RE100」加盟企業70社とともに、再生可能エネルギーによる電力供給がビジネスにとって有意義であるという力強いメッセージを発信しています。

当社は、引き続き、「都市を創り、都市を育む」の理念のもと、"都市と自然の共生""都市の脱炭素化""資源循環型の都市"を追求し、未来へとつながる持続可能な社会の実現に貢献してまいります。