森ビル株式会社(東京都港区 代表取締役社長 辻慎吾)は、「都市を創り、都市を育む」という仕事を通じて、持続可能な社会の実現や地域の発展、人々の安全・健康・幸福に貢献し続けるべく、2022年7月1日付で代表取締役社長を委員長とする「サステナビリティ委員会」を組織化するなど、当社グループを挙げたサステナビリティ推進体制を強化いたしました。

当社は、長年にわたり、都市再開発事業を通じて、地域の皆様をはじめ様々なステークホルダーの皆様と信頼関係を築きながら、住む人、働く人、訪れる人が心身ともに健康で、いきいきと過ごすことができる、持続可能な都市づくりに取り組んでまいりました。多様な都市機能を徒歩圏内に集約した「ヴァーティカル・ガーデンシティ(立体緑園都市)」の都市モデルをベースに、地震をはじめとする自然災害に強く、緑豊かで環境や生物多様性に配慮した都市づくりを実践。また、街や建物の完成を「終わり」ではなく「始まり」と捉え、タウンマネジメントの仕組みと組織を独自に創り上げ、様々なイベントやコミュニティ活動などを通じて、人、企業、街、地域社会をつないでまいりました。「アークヒルズ」(1986年竣工)、「六本木ヒルズ」(2003年竣工)、「虎ノ門ヒルズ」(2014年竣工)など、数々の「ヒルズ」の街自体が、当社のサステナビリティに対する信念と、長年にわたる実績を表しています。

このたびのサステナビリティ推進体制の強化により、当社グループのサステナビリティに関する取り組みの持続的かつ中長期的な推進とともに、「脱炭素」「資源循環」「地域社会」「人権」などの主要テーマに基づき、持続可能な社会の実現に向けた取り組みをさらに加速してまいります。

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当社は、企業としての健全性や永続性はもとより、社員ひとりひとりが心身ともに健康で都市づくりに打ち込める環境や体制づくりにも注力し、「森ビルらしい都市づくり」をさらに進化させていくとともに、引き続き、「都市を創り、都市を育む」という仕事を通じて、人、社会、地球に対する責任を果たしてまいります。

サステナビリティ推進体制

森ビルは、サステナビリティに関する取り組みの推進は業務執行に関わる重要事項と考えており、当社代表取締役社長が委員長を務める「サステナビリティ委員会」と、その下部委員会である「環境推進委員会」および「社会・人権推進委員会」を設置しています。
「環境推進委員会」および「社会・人権推進委員会」は各々のサステナビリティ課題に対応する分野横断的な取り組みの推進・管理を行うとともに、定期的に「サステナビリティ委員会」へ報告します。「サステナビリティ委員会」では、気候変動や人権、サプライチェーンマネジメントなどサステナビリティに関する重要事項の審議および下部委員会の監督・モニタリングを行います。また、取締役会は定期的に「サステナビリティ委員会」から報告を受け、重要事項については取締役会で審議するなど、管理・監督を行います。

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なお、サステナビリティ推進体制の整備にあわせて、「森ビルグループ 人権方針」および「森ビルグループ サステナブル調達ガイドライン」を策定しました。

サステナビリティサイト

森ビルグループのサステナビリティに対する考え方や取り組み事例を、より多くのステークホルダーの皆さまにお伝えすることを目的に、コーポレートサイト内にサステナビリティサイトを新設しました。当サイトでは、「環境(E)」「社会(S)」「ガバナンス(G)」に関する取り組みを中心に、当社の方針や体制、数値・データ、取り組み事例など、サステナビリティに関する情報を網羅的に掲載するとともに、最新の取り組み事例を迅速に開示してまいります。

公式サイト:https://www.mori.co.jp/sustainability